帝王学の格言③運は動より生ず

「運動」という言葉があります。

 

一般的には身体を動かし鍛えたり、スポーツを楽しむときに使われています。

小学校中学年では習う漢字だけに、親しみ深い常用語ではないでしょうか。

 

 

 

この馴染み深い「運動」という言葉、

実は、帝王学では、非常に奥深い意味を持っています。

「運」と「動」を分解させて、

「運は動より生ずる」という意味を持つのです。

「運(命)」は「動(動くこと)」から「生ずる(生まれる)」のです。

 

 

 

「運が良かった」「運が悪かった」という使われ方をされるように、

「運」とは、自分ではコントロールしがたい、偶然的なもの、

という見方や考え方が多くを占めているように感じます。

 

 

 

ですが、帝王学では

「運は動より生ずる」と考えるのです。

動けば、「運」は自ずとついてくるのです。

 

 

 

 

リクルート時代、

「走りながら考えろ。」という雰囲気がありました。

逆に「良く考えてから動きなさい。」とは言われたことがありません(笑)

おかげさまで、

とにかく動いていれば、道が開けていくことを身体で学んだ気がします。

 

 

 

あれこれ考えずに、とにかくやってみる。

 

 

 

これは案外、大事なことと思います。

成功者の多くは、このことを自覚的にしろ、無自覚にしろ、

やっていると思うのです。

 

 

そして、なにかの物事をやりはじめたら、

無心になって目の前のことに集中すること。

 

 

 

あれこれ考えずに、とにかくやり続けてみる。

 

 

 

結果、成果、周囲の評価に拘らず、気をとられず、とにかくやり続ける。

そう!!私が今まさに、書いているこのブログのように(笑)!!

 

 

 

そうすると、何かの目標・目的の為にやりはじめたことが、

やること、体験することそのものが、目的になる。

結果や成果はどうでもよくなる。

 

 

この領域にきたら、そのこと自体、やっていること自体が楽しくてしょうがない、となる。

 

 

結果や成果を目標・目的にするのも若いうちは良いと思うのです。

ですが、

この体験・経験すること自体が目標・目的になる世界もまた、美しいものです。

 

 

「今、ここ」にいる感覚、

「今、ここ」の世界観はこのような感じなのではないかと思うのです。

 

読んでくださったあなたへ感謝をこめて。

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