「運動」という言葉があります。
一般的には身体を動かし鍛えたり、スポーツを楽しむときに使われています。
小学校中学年では習う漢字だけに、親しみ深い常用語ではないでしょうか。
この馴染み深い「運動」という言葉、
実は、帝王学では、非常に奥深い意味を持っています。
「運」と「動」を分解させて、
「運は動より生ずる」という意味を持つのです。
「運(命)」は「動(動くこと)」から「生ずる(生まれる)」のです。
「運が良かった」「運が悪かった」という使われ方をされるように、
「運」とは、自分ではコントロールしがたい、偶然的なもの、
という見方や考え方が多くを占めているように感じます。
ですが、帝王学では
「運は動より生ずる」と考えるのです。
動けば、「運」は自ずとついてくるのです。
リクルート時代、
「走りながら考えろ。」という雰囲気がありました。
逆に「良く考えてから動きなさい。」とは言われたことがありません(笑)
おかげさまで、
とにかく動いていれば、道が開けていくことを身体で学んだ気がします。
あれこれ考えずに、とにかくやってみる。
これは案外、大事なことと思います。
成功者の多くは、このことを自覚的にしろ、無自覚にしろ、
やっていると思うのです。
そして、なにかの物事をやりはじめたら、
無心になって目の前のことに集中すること。
あれこれ考えずに、とにかくやり続けてみる。
結果、成果、周囲の評価に拘らず、気をとられず、とにかくやり続ける。
そう!!私が今まさに、書いているこのブログのように(笑)!!
そうすると、何かの目標・目的の為にやりはじめたことが、
やること、体験することそのものが、目的になる。
結果や成果はどうでもよくなる。
この領域にきたら、そのこと自体、やっていること自体が楽しくてしょうがない、となる。
結果や成果を目標・目的にするのも若いうちは良いと思うのです。
ですが、
この体験・経験すること自体が目標・目的になる世界もまた、美しいものです。
「今、ここ」にいる感覚、
「今、ここ」の世界観はこのような感じなのではないかと思うのです。
読んでくださったあなたへ感謝をこめて。