今月(7/7~8/6)は癸未月です。
水性で陰の十干「癸(きすい)」と
土性で陰の十二支「未(ひつじど)」が
組み合わさった干支です。
癸は 雨、露、真水を表し、
未は乾いた土、季節は夏を表します。
そのため、癸未は「乾燥した大地に染み込む夏の霧雨」というイメージです。
癸未月のポイントは以下の通りです。
◆知性の雨を一極全集中!
癸未月は、何事においても聡明さと器用さが発揮されるため、
様々な場面で周りから力を求められやすくなります。
自身を変化させる柔軟性と、平均以上にこなす力量をもち合わせていれば、
多くの人の要求に応えていくことができます。
それによって、多方面にわたる才覚が磨かれることになります。
反面、あちこちやり過ぎて本道がどれかわからなくなりやすいので、
現時点での目的が何か、をぶらさず確認し意識していくことが大切です。
それは、人生のコンパスを見つけるに等しいことかもしれません。
私の使命は何か?
私の夢は何か?
私の原動力は、何か?
何のために生まれてきたのか?
今世の役割とは何か?
まさに今心が語る声を聞き、魂の叫びを我が道とすれば、
コンパスの針は、自ずと至るべき未来を指し示すことでしょう。
慈愛に満ちた知性の雨が、どうか皆さまの本道に降り注ぎますように。
◆天稟(てんぴん)の仁徳を備え、気高くある!
一つの道を純粋に、ただまっすぐ正直に進むことが運を開くポイントです。
一つの目的に向かって進むことにおいては、
たとえ困難な道であっても貫き通すことができます。
仕事にしろ、勉強にしろ、遊びにしろ、
気のすむまでやり切るといいでしょう。
しかし、途中での方向転換、つまりまっすぐでなくなった時に、
激しい後悔と怒りがでるかもしれません。
まして、その変更が他者によるものであれば、なおのことです。
心の状態が強い口調や執拗な追求となって出やすくなる時期ですので、
思わぬところで相手を傷つけるかもしれません。
自分の言動に自覚的で自制できるようにあるよう意識すると共に、
日頃からの他者への配慮があるか否かで自分の立場が変わってきます。
天稟(てんぴん)とは天から与えられた才能ですが、
いかなる状況、感情に支配されていたとしても仁徳(愛情、思いやり、真心)を心に置き、 目の前の人には最大限の慈愛をもって、お尽くししたいものです。
聡明にして美しき癸未月の在り方の一例としていただけましたら幸いです。
◆愛情過多にご用心!
たとえどんなに愛したとしても、 枠を超えた愛情は、
時に自己の喪失につながります。
特に今月は、相手を想うが故に冷静な判断ができなくなる傾向があります。
これは、愛情だけでなく、お金やチャンスにおいても同じことが言えます。
すぐに結果として表れる時流ではありませんので、
目先の利益やおいしい話に翻弄されず、自分の軸を持ち、
社会的な役割からの意思決定や行動指針とするとよいでしょう。
◆土用の丑
今月は夏の土用ですね!
丑の日は、7/21(火)、8/2(日)です。
スタミナのつくものを食べて、次の季節に備えましょう♪
以上、癸未月のみで見たポイントです。
ご自身の天中殺や個人の運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方の参考にしていただければ幸いです。
※掲載にあたっては、お師匠様の許可を得ているものです。