今月の動向(2020年12月7日~2021年1月4日)

今月(12/7~1/4)は戊子(ぼどのね)月です。

土性で陽の十干「戊(ぼど)」と、
水性で陽の十二支「子(ねすい)」が
組み合わさった干支です。

戊は山、山岳などを表し、
子は大海や広大な湖、季節は真冬を表します。

そのため、戊子は「冷たい湖のある冬の山岳」
というイメージです。

戊子月のポイントは以下の通りです。

◆万物育成の才あり

今月は、天から聡明さを授けられます。
耳良くして聞き分け、目明るくして見分け、
理解力と判断力に磨きがかかります。

耳に入ってきた情報を
ただ受け流すのではなく、
その内容と背景に想いを馳せること。
目に映り込んだ光景からは
必然性と意味(メッセージ)を見出していくこと。
そうすることで、ものごとの道理を感じ、
本質を切り抜く力を手にするでしょう。

しかしながら、人は自分にとって都合よく解釈するものです。

聞きたいようにしか聞かず、
見たいものしか見ようとしません。

今月、まずは我が事として自分に源泉を置き、
エゴや見方・捉え方のフィルターを通さず
ありのままを見聞きしましょう。

また、戊子は、豊かで広遠な愛が
慈潤たる聡明さを得ることで、
万物育成の力を持ちます。

簡潔に言えば、愛情に知性が加われば
人を育てる条件がそろうということです。

今月は人材育成・教育において
大きな効果を発揮します。

上記に述べたよりクリアな耳と目で、ありのままに現実を受け止めましょう。

その上で、育成における成果は、
想像をはるかに超えることでしょう。

◆有限の肉体と無限の精神

いかなる変化が訪れようとも、
多方面に才能を発揮しうまく対処することができます。

これまではそんなにうまくいかなかったのに
なんだか器用にこなせる、
不得手だったものでも人並にできる、
そのような体験があるかもしれません。

仕事でも勉強でも
無尽蔵に詰め込むことができる月となりますが、
反面、すべてが中途半端になる要素も出てきます。

いわゆる「器用貧乏」という状態に陥りやすくもあります。

そうならないためにも、
本当にやりたいことは何か、大切なものは何かを
見極めていくことが大事になってきます。

戊子月のポイントは、無限の可能性です。

せっかくの戊子のエネルギーを生かすなら、

一般社会通念の枠を超えた無限の可能性に目を向けていきたいですね。

さらに、その無限の可能性の特徴は「時間観念がない」ように感じるかもしれません。

より抽象度が高く、精神性も高い為、現実離れするかもしれません。

つまり、どのような精神状態をも受け入れることができ、
一度心に決めたことは必ず実行することができます。

ただ、時間が介在しないので、いつやるか、
どれくらいでやるかは問わないのです。

多分に感覚的で、理論が通じませんので、
周りからの理解を得ることは難しく注意が必要となります。

時間に縛られない目的の遂行が吉となるでしょう。

◆自ら輝く石となれ

このひと月は、聡明さに加え、
美しさを意識することで理想的な状態となります。

ここでいうところの美しさとは、
造形美、清潔感、品格、礼節、言葉といった「聡明さ」を表現した美しさが吉になります。

美しき聡明さは、目の前の人へお尽くしする姿が最も分かりやすいかと思います。

ひとりよがりの個人を磨く美しさではなく、他者への配慮からの美しさ。

つまるところ、内面のともなう美しさが肝要です。

美しき戊子は、
すばらしいバランス感覚を持ち、知的で明哲たり得るのです。

自らを主張せずとも周りから押し上げられます。

社会から必要とされ、
リーダー的な役割を担うことがあれば、
苦しさは生じながらも、
強いエネルギーを有して活躍することでしょう。

戊子の別名は「華財」。
可能性と財を得る月。
美しき財運にふさわしき在り方を心がけてまいりましょう。

以上、戊子月のみで見たポイントです。


ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いて今月の過ごし方の参考にしていただければ幸いです。

長文読んでくださり、ありがとうございます。

感謝を込めて

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。



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