【セルフコーチング⑨】完了することの大切さ

 

3月はお別れの季節と言われています。

 

卒業、退職、終業、定年退職、人事異動等、

人によって様々な理由はありますが、多くの人にとって、

大きな変化を体験するタイミングであると思います。

 

人生があなたを主人公とする長い長い物語だとすると、

この変化は、新しい章へと物語を紡いでいくタイミング、

ということになります。

 

そういう節目のタイミングで私が必ず行うのが

「完了セッション」です。

 

物事の終わりに、今までいた場所、関係性、過ごした時間といった

これまでの物語をきっちり完了させる、というのは、実はとても大切なことなのです。

 

物事に決着をつける、という表現の方が伝わるかもしれません。

 

それは、人生を物語に例えると、

「章」や「段落」が変わるというイメージです。

 

「章」や「段落」が全くない物語は、なんだかダラダラとしていそうです。

 

人生の変化の節目に、しっかりと「完了」させることの大切さは

竹に節があるように、しなやかで柔軟な人生を生きる道しるべにもなるでしょう。

 

そんな物事の完了をどのようにするのか。

 

実は、以外にも「完了セッション」はとても簡単なのです。

 

「卒業」や「退職」といった終わった出来事を振り返るだけで良いのです。

 

振り返るとき、次の「問い」に沿って進みます。

 

 

「○○で過ごした○年間の振り返り」と題し、

(例えば、A社で過ごした10年間、○○大学で過ごした4年間、

○○プロジェクトで過ごした半年間といった具合です。もちろん数ヶ月でも構いません。)

 

○○で過ごしたこの○年間(○ヶ月)で、

 

① 良かったこと、悪かったことは何ですか?

 

② 得たこと、手放したことは何ですか?

 

③ 結局、あなたにとってどんな○年間でしたか?

(あなたの人生全体にとってどんな影響を与えましたか?)

 

④ ここでの学びや気付きは後の人生で、どのように生かされると思いますか?

 

以上、4つのシンプルな問いです。

 

とてもシンプルな問いですが、

とても心地の良い、決着の付け方が出来ることと思います。

 

そこまで言える理由は、

今まで完了セッションを行ったほとんどのクライアント様が

「感謝」で終わることができているからです。

 

どんなに劣悪な環境に置かれていた時間を振り返ったとしても、

 

最後の最後には、

 

「感謝」しか出てこない。

 

これほど、最高の終わり方があるでしょうか。

 

そして、感謝で終わった後の未来がどのようになるか。

 

想像するだけで、胸がじんわりと温かくなります。

 

あなたが、もし、人生の節目にあったなら、

だまされたと思って、この4つの問いに

ぜひ答えてみてください。

 

きっと、優しく温かい気持ちで、感謝で終わらせることができるでしょう。

 

長文読んでくださり、ありがとうございました。

 

感謝を込めて。

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