今月(4/5~5/4)は甲辰月です。
木性で陽の十干「甲(こうぼく)」と、
土性で陽の十二支「辰(たつど)」が
組み合わさった干支です。
甲は樹木・大木を表し、
辰は山岳や湿った土、季節では晩春を表します。
そのため、甲辰は「恵まれた土壌に立つ常緑の神木」というイメージです。
甲辰月のポイントは以下の通りです。
◆淡々と努力を重ねる
甲辰は「松木」といって、幹太く、常に緑が茂る大樹です。
天に向かって伸びる様は圧巻ですが、
成長の遅い松がそこまで育つには、途方もない時間が必要です。
雨の日も風の日も雪の日も、暑い日も寒い日も、
いかなる環境にあっても、ただただ成長していったのです。
そのため、今月は自分の置かれた状況や環境に逆らうことなく、
淡々と努力を重ねていくことが大切になります。
そこには、器用さもスピードも派手さもいりません。
自分の進む道に信念を持って、
ただ松の木のように在るのです。
外からの変化や成果・結果が見えなくてもいいのです。
思い通りの環境ではないかもしれません。
理解してくれる人がいないどころか、
反対や邪魔をしてくる人がいるかもしれません。
当然痛みや孤独はあるでしょう。
しかし、そんなことはものともせずに進んでいくことです。
ただただ、目の前の現状を受容れ、味わい、
薄紙のごとく努力と徳を重ねていくことで、運気が味方してくれます。
◆世代間交流を
今月は、年齢が離れた人との交流が吉となりますね。
和合性・協調性が高まる時期ですから、
積極的に集まりに飛び込んでいくのがオススメです。
そのとき、単なる参加者としてではなく、
自ら意図と責任を持って場をつくっていく源として存在することです。
というのも、カリスマ性が出る星に恵まれているのが、この甲辰です。
これを逃す手はありません。
純粋に人からものを受け取る力が高まりますので、
体験豊富な人生の大先輩から知見を得るのもよいですし、
体験は少なくても無邪気で突拍子もない子供たちと交流し、
クリアなエネルギーと自由な発想に触れるのも運気上昇につながります。
今自分がいる世界や枠から飛び出す大きなチャンスの月です!
◆存在で人々を救う
甲辰は御神木です。
御神木とは、特段何かをしてくれるわけではなく、
その存在だけで人々に救いをもたらすものです。
その存在力は一朝一夕で培えるものではありませんが、
やることは誰もができることの積み重ねです。
・今ここ
・目の前の相手に最大限の慈しみを
・自分との約束を守る
ご先祖様への感謝と、
見えないものへ想いを馳せることはもちろん、
人生の大きな壁を乗り越えようとするその時に、
一歩ずつ神の領域に入っていくと言われています。
目に見えない力がある、ということを感じ信じるだけでも、いいのです。
何故か、助けられているように感じる、
どういうわけか、守られていると感じる、
いつも導かれているように感じる、
そんな感覚を感じたら、
「いつも守って頂き、ありがとうございます。」
と心の中で感謝を唱えるだけで、充分なのです。
◆土用の丑
今月は春の土用です!
丑の日は、4/18(月)と4/30(土)です。
パワーチャージして、暑い夏に備えましょう♪
以上、甲辰月のみで見たポイントです。
個人の宿命によってテーマは変わりますが、
より良い生き方・在り方の参考にして頂けたら幸いです。
※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。
長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
ご縁に感謝を込めて。