今月(12/7~1/5)は壬子(じんすいのね)月です。
水性で陽の十干「壬(じんすい)」と、
水性で陽の十二支「子(ねすい)」が
組み合わさった干支です。
壬は海・大河を表し、子は水性、季節は真冬を表します。
そのため、壬子は「雨降る極寒の海」というイメージです。
壬子月のポイントは以下の通りです。
◆強運の月
今月の干支である壬子は、別名玄王(げんおう)と呼ばれ、
天地共に水であり、その力はとても強大です。
王の名を冠するだけあって、運勢も強運となりますが、
帝王の宿命らしく、運の上下が極端で激しく感じるかもしれません。
そして、強運の波を座して待つのではなく、
自ら運を開拓することこそ、壬子月の生き方にふさわしいのです。
安全な環境を離れ、自身がリーダーとして在ること、
自ら厳しい環境に行き、厳しい指導者の下で鍛えられることで、
壬子の聡明さと支配力が最大限に発揮され、強運を味方につけることができます。
今年の12月は、運勢が強く、スケールも大きくなるチャンス到来です!
◆汪溢の水 (おういつのみず)の活かし方
陽の水性同士の組み合わせである壬子は、汪溢の水の字のごとく、
水がみなぎり溢れ出るほどの勢いがあります。
壬を開花させるための条件として、水の三段論法というのがあります。
「水は洩気(えいき)することで才能を発揮する。」
洩気とはエネルギーを流すこと。
水は流動していなければ腐敗してしまうので流す必要があります。
まして壬子ほどのエネルギーを停滞させることは、百害あって一利なしです。
ご自身の想いを、より多くの人に伝え、
逆に相手の想いにも良く耳を傾け寄り添うこと。
目の前のことに、とにかく一所懸命取り組むこと。
エネルギーを流すとは、多くの人に会って話したり、
多くの場所に移動することで、流れるのです。
より多く、遠くへ。
強大な力をうまく生かして参りましょう。
◆新時代へ
壬子月は、まだこの世にない新しい価値や可能性を求めて、
果てなき未開の大海原へ繰り出す世界観です。
誰もやったことのない仕事への挑戦、
たとえ人から理解されなくても、信念に基づいた行動、
夢やロマンを実現するために必要な世渡りの巧みさが備わる今月。
巧みさとは、どのような環境であっても現実的に見極める目であり、
自分の力で乗り越えることができる力量です。
前人未踏の冒険中に、品性や人間性など言ってる場合ではないのですが、
だからこそ、気品ある在り方を心がけていきたいものです。
波は一度として同じ姿はなく、常に移り変わっていきます。
荒波であっても翻弄されるのではなく、
その先にある可能性を見て、乗り越えてまいりましょう。
気高き美しく在る人で、New worldへ!
以上、壬子月のみで見たポイントです。
皆様にとって、豊かな月になることを心より願っております。
いつもありがとうございます。
個人の宿命によってテーマは変わりますが、
より良い生き方・在り方の参考にして頂けたら幸いです。
※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。
感謝を込めて。