今月の動向(2021年1月5日~2月2日)

今月(1/5~2/2)は己丑月です。

 

 

土性で陰の十干「己(きど)」と、

土性で陰の十二支「丑(うしど)」が

組み合わさった干支です。

 

己は田畑、平原、などを表し、

丑は湿った土、季節では晩冬を表します。

 

そのため、己丑は「春を待つ水豊かな田畑」というイメージです。

己丑月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆理想の環境を整える

 

今月は、60ある干支月の中でもトップクラスにいい月です。

 

それが年明けにくる2021年は、

最高レベルのスタートになるといってよいでしょう。

 

肥沃の土を有する田畑、春の訪れはすぐそこまで来ております。

 

長かった冬にコツコツと愚直に努力してきたことが、

もう間もなく芽吹いてくる、そんなイメージです。

 

とにかく何をするにおいてもうまくいく、なんか運がいい、

と感じられる1ヵ月となります。

 

 

とはいえ、季節はまだ冬ですから、

環境をしっかりと整えていくことが大切です。

 

冷たい田畑には、

何よりあたたかな太陽の光=丙(火性)が必要です。

 

火性は伝達本能ですから、

多くの人と想いをわかち合いましょう。

特に、今まで自分の中だけにとどめていた夢や希望を

しっかりと言葉にして、誰かに伝えてみると良いでしょう。

 

また、夢や希望を伝えるだけでも充分ですが、

喜び、苦しみ、悲しみ、楽しさといった感情をも共有すると、

本当の意味での分かち合いになります。

 

そして、田畑には適度な雨=癸(水性)も必要です。

 

水とは智徳本能、つまり知性です。

定期的な知識の習得は欠かせません。

 

ここでは、クールで論理的な思考というよりも、

人を癒やし、人の役に立つための知性と考えてみてください。

 

そのような知性は純粋で愛に満ちた慈愛の雨のようになります。

慈愛の雨は万物を育みます。

1年の良きスタートに、慈愛の知性を磨きたいものですね。

 

 

さらに、理想的な環境を整えるという意味では、種と若苗が揃うと完全になります。

 

種や若苗とは木性ですが、己丑月(土性)に関しては

金性としての「行動力」の意味も出てきます。

 

つまり、今月は五行と五徳本能のすべてをバランスよく意識することがポイントとなります。

 

 

理想の環境であるからこそ、維持するためには、

細やかな配慮とメンテナンスが必要となるのです。

 

陰陽の等価交換法則。

 

恵まれた月を謳歌するためには、

やはりそれなりの代償が必要となります。

 

だからこそ得られる対価は豊かな才能と無限の可能性、

これから訪れる春の恩恵を存分に味わえることでしょう。

 

 

 

◆うまくいくときこそ謙虚さを

 

うまくいくからといって自分一人でやるのではなく、

他者の力を借りることも運気アップのポイントになります。

 

そのためには謙虚さが必要です。

 

世間一般的な意味としての

”控えめでつつましい”ばかりが謙虚さではなく、

自分の軸を持ち、堂々と想いを発信しながらも、

他者への心配りと慈愛を尽くす。

 

このような在り方も謙虚さではないでしょうか。

 

他者の力を借りるためにお願いする必要はなく、

日々、周りに目配り気配りという形でお尽くしするその在り方が、

周囲との信頼関係を構築し、自然と力を貸してくださるようになるのです。

 

 

また、私たちがこれまで体験してきたあらゆるすべての痛みは、

そのまま他者を救う力として発揮することができます。

 

ところが、不安や恐れから、自分にはそんな力も価値もない

と思ってしまいがちなのも私達です。

しかし、それは謙虚さとは違います。

 

「私には他者を救う力も、変革を促す力もないけれど、

それでも私だけが気付くことのできる誰かの痛みがあるならば、

今できる自分の精一杯で、その方に寄り添う。」

こういった在り方を繰り返している内に、

自然に多くの人と信頼関係で結ばれていくことになるでしょう。

 

自分一人でできることは限られています。

より多くの人の力をお借りしながら、1年のスタートの環境を整えましょう。

 

 

◆焦らずゆっくりと地盤をならす

 

今月の己丑月は「己」も「丑」も土性であるため、

スピード感はゆっくりです。

穏やかで静かな平穏な性質を持っているため、

愚直に実直にコツコツと積み上げていくことが大切になります。

 

そのように過ごしてきた方にとっては、

今まで積み重ねてきたことが芽吹いてくるように感じるでしょう。

 

逆に、今までそうではなかった人も、

ここでは一呼吸置いて、己丑月らしく、

あせらずじっくり構えてみてはいかがでしょうか。

 

競争社会に身を置いて、疲れてしまったように感じる方にとって、

己丑月は一度立ち止まって、自分を見つめ直すチャンスになります。

 

急ぎすぎてしまったり、結論を早く求めすぎてしまうと、

良き運にのることができません。

 

己丑月の運気はとてもゆっくりなスピードですので、

こちらもどっしりと落ち着いて構えることで運気を掴むことができるでしょう。

 

 

◆冬の土用にウナギを頂きましょう。                  

 

2021年冬の土用丑の日は、1月17日と1月29日です。

 

前回の秋の土用に続き、

今月も2回ウナギが食べるチャンスがあります!

 

精力つけて万全の態勢で春を迎えましょう!

 

 

以上、己丑月のみで見たポイントです。

 

 

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いて今月の過ごし方の参考にしていただければ幸いです。

 

 

長文読んでくださり、ありがとうございます。

 

 

感謝を込めて

 

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

【運気アップ術】「ただ在るのみ」という在り方と年末年始にやるといいこと

「ただ在るのみ」

これは、ある経営者が悟ったように吐き出した言葉で、

私にも忘れられない言葉になりました。

その経営者は、常にとてもにこやかで穏やかな表情の持ち主で、

丁寧に丁寧に言葉を紡ぐため、言葉のひとつひとつに重みがありました。

そんな方が、

「言葉というのは不便なもので、本当に伝えたいことの半分も伝わらない。

結局、行き着いたのは、「ただ在るのみ」ということ。

それが一番、みんな(社員)にとって良い。

経営者の仕事は「在る」のみなのかもしれない。」

とおっしゃったのでした。

これは、すごいな。

言葉に重みを込められる方であるのに、

その言葉を手放して、「ただ在るのみ」とおっしゃっている。

これだけ、心に響く言葉を発することができるのに、

言葉では半分も伝わらないのだ、とおっしゃる。

むしろ、ただ、そこに「在る」だけで、全てが伝わるような、

そんなオーラがある人は本当に強いんだろうな、と感じました。

そして、それは自分を律し続ける立派な人だけのものなのだろう、

とも思いました。

しかし、もしかしたら、「ただ在るのみ」というのは、

誰でもできることのようにも感じました。

特にあなたを特別に大切に想ってくれる人にとっては、

ただ「在る」だけで充分なのではないかと。

この「ただ在るのみ」の在り方を表現しているな~、

と感じる動画を紹介させて頂きます。

平井堅さんの「RING」という歌の動画ですが、

この動画に出てくるお父さんの存在が

まさに「ただ在るのみ」を表現しているように感じてなりません。

簡単に動画を説明すると、お盆の季節だと思うのですが、

バラバラに暮らしている家族が故郷に帰省するという設定です。

その中に、悩みを抱えたままに帰省した髭の男性と

お父さんがビールを酌み交わすシーンがあります。

なんかしら、言葉をかけたかもしれません。

でも、おそらく、それは一言二言で、

大袈裟なアドバイスのようなものではないように感じます。

その後、髭の男性は笑顔になっていくのです。

動画はこちらからご覧ください。↓

平井 堅 『Ring』MUSIC VIDEO – YouTube

ああ~、私もこういう歳のとり方をしたいな~、と思えたシーンです。

冒頭に紹介した経営者のような立場で

「ただ在るのみ」で影響を与えられるようになるのは難しいかもしれませんが、

このお父さんのように、子供達にとって、

「ただ在るのみ」で元気を取り戻せる存在になれたら、

私の人生大成功!なんじゃないかな、なんて考えてしまいます。

実は、この動画、とても大好きなのですが、

このコロナ渦で紹介するのは不謹慎なんじゃないか、

と悩んだのも事実です。

けれど、改めて歌詞を読んでみて、

あえて、今だからこそ紹介したいな、とも思えました。

平井堅の「Ring」の歌詞はこちらです↓

永遠に満たされぬ 孤独の影に怯えながら
いつか来る輝きを 求め人は歩き続ける

一度だけでもいい…喜びに声を上げ泣いてみたい

心の傷跡も 忘れられぬ過去も
その肩に積もる冷たさも ゆっくり溶けて流れゆく

本当は誰もみな 声にならぬ叫び抱えて
もがいては諦めて 今日という日を塗り潰してる

届かなくてもいい…心から愛の歌 響かせたい

彷徨う悲しみも やり切れぬ矛盾も
この空に浮かぶ虚しさも 時間(とき)が忘れさせてくれる

凍える瞳の奥が今 答えを求めてる
言葉にならずただ抱きしめた
震える唇 重ねた温もりを胸に…

心の傷跡も 忘れられぬ過去も
その頬を濡らす温もりが ほら輝きに変えるから
あなたの優しさが あなたの喜びが
その指を照らす微笑みが いつも2人を包むから

この歌詞を読みながら、改めて動画をみると、心に染み入ります。

こんな風に家族が集まって、わいわい食卓を共にするということは、

今となっては、奇跡のような幸せな光景だと感じてしまいます。

さて、年末年始の恒例になりました「運気UP術」ですが、

今年もお伝えしておきます!!

それは、

産んでくださった、あるいは育ててくださったご両親に

感謝の気持ちをお伝えする、ということです。

何かをしてもらった御礼を伝える、ということではなく、

ただただ、「存在」に感謝する、

ということがとても大事になります。

何か理由が必要でしたら、

「この世に産んでくれて、ありがとう」

「育ててくれて、ありがとう」でも構いません。

今世に命を授けてくださった、育ててくださった

ご両親に感謝の気持ちを伝える、それだけで、

2021年はとても良いスタートを切ることができるはずです。

できれば、直接会ってお伝えするのがベストですが、

電話でも構いません。

すでに、天に召されているようであれば、

お墓参りや仏壇に手を合わせてでも構いません。

それも難しいようでしたら、念(心の中で唱える)でも構いません。

私も毎年やっておりますが、

この年末はハードルをあげて、夫や子供達にも伝えたいな、と思います。

「こんな私を嫁にしてくれて、ありがとう。」

「こんなママのところに生まれてきてくれて、ありがとう。」

はぁ~、なんだか手に汗をかいてしまいます。

リアルすぎて言いづらいですね。

このエッジ、2020年最後のエッジと捉えて、超えたいです!!

いや、超えます!!

みなさまも、どうぞ良いお年を!!

長文、最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。

感謝を込めて。

今月の動向(2020年12月7日~2021年1月4日)

今月(12/7~1/4)は戊子(ぼどのね)月です。

土性で陽の十干「戊(ぼど)」と、
水性で陽の十二支「子(ねすい)」が
組み合わさった干支です。

戊は山、山岳などを表し、
子は大海や広大な湖、季節は真冬を表します。

そのため、戊子は「冷たい湖のある冬の山岳」
というイメージです。

戊子月のポイントは以下の通りです。

◆万物育成の才あり

今月は、天から聡明さを授けられます。
耳良くして聞き分け、目明るくして見分け、
理解力と判断力に磨きがかかります。

耳に入ってきた情報を
ただ受け流すのではなく、
その内容と背景に想いを馳せること。
目に映り込んだ光景からは
必然性と意味(メッセージ)を見出していくこと。
そうすることで、ものごとの道理を感じ、
本質を切り抜く力を手にするでしょう。

しかしながら、人は自分にとって都合よく解釈するものです。

聞きたいようにしか聞かず、
見たいものしか見ようとしません。

今月、まずは我が事として自分に源泉を置き、
エゴや見方・捉え方のフィルターを通さず
ありのままを見聞きしましょう。

また、戊子は、豊かで広遠な愛が
慈潤たる聡明さを得ることで、
万物育成の力を持ちます。

簡潔に言えば、愛情に知性が加われば
人を育てる条件がそろうということです。

今月は人材育成・教育において
大きな効果を発揮します。

上記に述べたよりクリアな耳と目で、ありのままに現実を受け止めましょう。

その上で、育成における成果は、
想像をはるかに超えることでしょう。

◆有限の肉体と無限の精神

いかなる変化が訪れようとも、
多方面に才能を発揮しうまく対処することができます。

これまではそんなにうまくいかなかったのに
なんだか器用にこなせる、
不得手だったものでも人並にできる、
そのような体験があるかもしれません。

仕事でも勉強でも
無尽蔵に詰め込むことができる月となりますが、
反面、すべてが中途半端になる要素も出てきます。

いわゆる「器用貧乏」という状態に陥りやすくもあります。

そうならないためにも、
本当にやりたいことは何か、大切なものは何かを
見極めていくことが大事になってきます。

戊子月のポイントは、無限の可能性です。

せっかくの戊子のエネルギーを生かすなら、

一般社会通念の枠を超えた無限の可能性に目を向けていきたいですね。

さらに、その無限の可能性の特徴は「時間観念がない」ように感じるかもしれません。

より抽象度が高く、精神性も高い為、現実離れするかもしれません。

つまり、どのような精神状態をも受け入れることができ、
一度心に決めたことは必ず実行することができます。

ただ、時間が介在しないので、いつやるか、
どれくらいでやるかは問わないのです。

多分に感覚的で、理論が通じませんので、
周りからの理解を得ることは難しく注意が必要となります。

時間に縛られない目的の遂行が吉となるでしょう。

◆自ら輝く石となれ

このひと月は、聡明さに加え、
美しさを意識することで理想的な状態となります。

ここでいうところの美しさとは、
造形美、清潔感、品格、礼節、言葉といった「聡明さ」を表現した美しさが吉になります。

美しき聡明さは、目の前の人へお尽くしする姿が最も分かりやすいかと思います。

ひとりよがりの個人を磨く美しさではなく、他者への配慮からの美しさ。

つまるところ、内面のともなう美しさが肝要です。

美しき戊子は、
すばらしいバランス感覚を持ち、知的で明哲たり得るのです。

自らを主張せずとも周りから押し上げられます。

社会から必要とされ、
リーダー的な役割を担うことがあれば、
苦しさは生じながらも、
強いエネルギーを有して活躍することでしょう。

戊子の別名は「華財」。
可能性と財を得る月。
美しき財運にふさわしき在り方を心がけてまいりましょう。

以上、戊子月のみで見たポイントです。


ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いて今月の過ごし方の参考にしていただければ幸いです。

長文読んでくださり、ありがとうございます。

感謝を込めて

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。



今月の動向(2020年11月7日~12月6日)

今月(11/7~12/6)は丁亥月です。

火性で陰の十干「丁(ていか)」と、

水性で陰の十二支「亥(いすい)」が

組み合わさった干支です。

丁はロウソク、灯火(ともしび)などを表し、

亥は初冬の水を表します。

そのため、丁亥は「冬の水面に浮かぶ灯火」というイメージです。

丁亥月のポイントは以下の通りです。

◆神からの啓示

丁亥は、暗く冷たい水面に浮かぶ

今にも消え入りそうなロウソクの火です。

水に浮かぶ火というと、

灯籠流しのような幻想的な雰囲気を思い浮かべます。

その水が冬の夜の冷たい水であるならば、どうでしょう。

まさに風前の灯火とう状況ですね。

その今にも消えそうな火をどうにか保っている、

という状況が「神がかり」のような奇跡のようなものを感じさせます。

ゆえに、感性豊かに直感力がとても鋭く鋭敏になり、

創造的な閃きも冴える月になります。

それは特殊才能が表出しやすい、と表現しても大袈裟ではないと言えるのです。

その効力が及ぼす領域は多岐にわたり、

あらゆる分野において恩恵を受けていきます。

これまで見えなかったものが見え、

感じられなかったものが感じられます。

元来そのような才を保有する人は

より研ぎ澄まされることでしょう。

しかし万物は陰陽一極二元論、

見えたり感じたりするということは、

知らなくてもいいことを知ってしまうことでもあるので、

激しく葛藤し、傷ついてしまうかもしれません。

また、こういった特殊能力は

不安定な環境に在るとより引き出される傾向にあります。

平和で恵まれた環境だと発揮される力は弱まります。

逆に言えば、

心身ともに痛みを享受する不条理な環境に置かれたならば、

丁亥月の恩恵を存分に味わえるということです。

味わい尽くした先には、

今世生まれてきた役割が、果たすべき使命が、

一筋の閃光のごとく、魂を震わせる神の声として聞こえるかもしれません。

◆精神の進化・変化・成長

今月の運勢を開花させるポイントは、精神的な変転変化です。

意識変化と口で言うのは簡単ですが、

これまでの人生体験で刻まれたクセはなかなか抜けないものです。

慣れ親しんだ思考法やアプローチを手放すことには恐れが生まれるものです。

さらに、やっかいなのは、自分のことは自分では気づけないことです。

人の振り見て我が振り直せは、相当意識しないとできません。

であるならば、他者への注意や提言は、

ひるがえると自分にもその要素があると考えてみるのはいかがでしょうか?

「あなたと私は不二である。」とは帝王学の言葉ですが、

目の前にいらっしゃる方は自分自身を写す鏡のような物という考え方です。

人の粗がよく見えるということは、、、。

他者への注意や提言は、ひるがえると自分にもその要素があるものです。

私たちは傲慢さからつい忘れがちになりますが、

常に心に留めおきたいものです。

今見えている誰かの粗は、あなたへのお知らせ現象かもしれません。

◆非凡性のベクトル変換

平凡・無難・常識の枠の外に飛び出すことで吉となる月です。

日常生活やお仕事の中に思い切って誰もやらないようなこと(特殊性や異常性)

を取り入れてみましょう。

とはいえ、そのまま一般社会に受け入れられるわけではありません。

まはず特殊性を出していくことがオススメではありますが、

おかしな人や変な行動といった特殊性ではいけません。

浮世離れせずにしっかりと現実に立脚し、

人格や品性も兼ね備えているからこそ、

特殊性が創造性として、異常性が芸術性として認知されるのです。

そして非凡性の中にあって、真面目・勤勉・実直は一切矛盾しません。

むしろ、これらを非凡なまでに極めていくことほど、

貴いものはないかもしれません。

そして、そういった特殊性、異常性、非凡性は、

他者の役に立って初めてその真価となるのです。

ベクトルは自分ではなく、他者に向けましょう。

自分のエゴや達成感を味わうが為だけの能力では

価値を見いだすことはできないのです。

まったく逆に我が身は辛い思いをしても、

大切な人のために痛むことは厭わない、というのが帝王たる在り方です。

そういった人の存在感は感情を揺さぶるほどの影響力を持ち、

場を肯定的に包み込むエネルギーを放つことになります。

そういった意識が丁亥月としてのよりよい過ごし方となるでしょう。

以上、丁亥月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いて今月の過ごし方の参考にしていただければ幸いです。

長文読んでくださり、ありがとうございます。

感謝を込めて

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

今月の動向(2020年10月8日~11月6日)

今月(10/8~11/6)は丙戌月です。

火性で陽の十干「丙(へいか)」と、

土性で陽の十二支「戌(いぬど)」が

組み合わさった干支です。

丙は太陽や大きな火を表し、

戌は晩秋(黄昏時)の乾いた土を表します。

そのため、丙戌は「山の端に沈みゆく秋の太陽」

というイメージです。

丙戌月のポイントは以下の通りです。

◆張り子ではなく本物の虎に

今月は、起伏の激しい月になりそうです。

聡明さと感性の鋭さに磨きがかかりますが、

物事を進める力や始める力、勢いに欠け、

積極性や新しいものへの

取り組みにおいてためらいが生じます。

一方で自尊心は強く表出し、外見を飾り立てる

傾向にあります。

実際、自分の力量以上に見られるので、

結果起伏が甚だしくなります。

乗り切るポイントは、エゴや自分勝手な行為行動は抑え、

大望を抱くことなく、地に足をつけ

コツコツと努力を積み重ねることです。

置かれた環境が悪ければ悪いほど運気は伸びていきます。

こんな時こそ、周囲の人への心配りや気配りを意識してまいりましょう。

内面を磨き、名実ともに本物の虎となるには絶好の月と言えます。

ちなみに丙戌月においては、張り子であっても

寅は幸運をもたらしてくれるラッキーアニマルです♪

◆誠実であればこそ

社交性と協調性を発揮して、人とつながることで吉となります。

一人で物事を考えたり、実行するのはあまり得策とは言えません。

いかに合理的で効率的であったとしても、一人では所詮一馬力。

複数で取り組む強さと大きさと広がりがあり、

それゆえに創造される新たな価値は

一人で創造したもの以上にダイナミックになるでしょう。

しかし、人とのつながりが増えて関係性も深まると、

あたたかさに触れ、ぬくもりを感じ、可能性が広がりますが、

思い通りにならないことや理不尽な仕打ち、

信じた者からの裏切り、愛しい人との別れもあります。

一極二元論、陰陽は表裏一体。

良いことだけ、悪いことだけ、というものは存在しないのです。

だからこそ、良心に従い誠実に生きることに意味があります。

そもそも、誠実でなければ裏切られることはありません。

だまされるのとは痛みのレベルが違います。

相手を想い、寄り添い、信じると決めたから、

絶望の淵に立つことができるのです。

損得抜きでただひたむきに頑張って全力を尽くしたからこそ、

挫折を味わう権利を手にしたのです。

激しく傷つく人は、それだけ純粋で誠実な生き方をしてきたのです。

成長には痛みがともないます。

痛みを知るあなたが織りなす言葉が、声が、存在が、

いつしか誰かの傷を癒す布になることでしょう。

すべては、私たちの捉え方で決まります。

◆秋のさみしさが募り始める今月

自分への厳しさと正直さが頑固さとして出てしまいがちな今月、

もしかしたら後悔や自己嫌悪、無力さにうちひしがれる夜が

あるかもしれません。

人を信じることが怖くなり、

未来に希望を抱くことができなくなるかもしれません。

孤独な闘いに疲れた時は、

どうか自分を責めずに、自分に優しくしてあげてください。

一般的な価値観が絶対的に正しいわけでは決してありません。

逃げていいし、やめてもいい。

負けていいし、投げ出していい。

喜びと悲しみを繰り返し、諦めそうになる心に抗いながらも、

闘い続けるあなたに心からの敬意を評します。

そして、ふと、

時折、この美しい世界を、眺めて見てください。

あなたは一人っきりでないことを思い巡らせてみてください。

今世めぐり逢えた皆様に、心からの感謝を込めて。

◆2020年秋の土用丑の日は、10月25日と11月6日です。

今月は2回ウナギが食べられます!運気UPを!!

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いて今月の過ごし方の参考にしていただければ幸いです。

長文読んでくださり、ありがとうございます。

感謝を込めて

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。



今月の動向(2020年9月7日~10月7日)

今月(9/7~10/7)は乙酉月です。

木性で陰の十干「乙(おつぼく)」と
金性で陰の十二支「酉(とりきん)」が
組み合わさった干支です。

乙は草・花・蔦などを表し、
酉は金属・宝石、季節では仲秋を表します。
そのため、乙酉は「美しき秋の生け花」
というイメージです。

乙酉月のポイントは以下の通りです。

◆清き心で静かに穏かに

乙酉は、観賞用に生けられたとても美しい花です。
きらびやかで人目を引きつけますが、
根は切られている状態です。
その為、自我や我欲を出さずに、他者から求められ、迎え入れられる状態をよしとします。

利己的な積極性や、深く考えず感情にまかせた発言は、
思わぬトラブルを招いたり、お互いに不毛な痛みを感じることになります。
口は災いの元とならないように注意しましょう。

静かで穏やかとはいえ、行動するのがダメなわけではなく、
むしろ、動きながら考えるくらいがちょうど良いです。
学習は机の上だけではなく、日常生活の体験の中でも得られます。
矛盾を感じるかもしれませんが、忙しい方が快調になるでしょう。
心穏やかに動きは多忙、が乙酉月のポイントです。

◆他者とのご縁を大切に

今月は、身内縁よりも友人・他人縁に恵まれます。
かつ、自身の知見を他者のために使うことで運気が上がりますので、
いかに他者のために生き、他者に自分の知見を分かち合えるかが問われます。

目の前に困っている人がいたら助け、感謝されることや見返りを望まず、
助ける役目が済んだら静かにその場を去り、元の仕事を続ける。
このような生き方が乙酉の生き様を表していると思います。

また、周囲への影響力を強く発揮することができる月でもあります。
周りの人を巻き込んで一つの世界に引っ張っていくことで、
現状を打開し、ひいては次代の育成にもつながることでしょう。

とはいえ、あくまでも観賞用の花ですので、
求められて応じる姿勢であることは変わりはありません。

◆信じる者はうまくいく

裏表のない正直で素直な生き方が吉となります。

守備本能が働くと、本心や手の内を晒すことにリスクを感じますが、
どれだけ搾取されたとしても立ち上がる己の強さとしなやかさを信じ、
誰の中にも良心と誠実さがあることを信じ、
そして、この世界に存在する溢れんばかりの豊かさを信じ、
あるがままの心を隠さずにただ在ることが、理想の生き方となります。

その道の途中には、裏切られたりだまされたりする現実があるでしょう。
しかし、切られれば切られるほど、痛みを感じた分だけうまくいくこともまた、
確かなことなのです。

むやみに自分をさらけ出すことが目的ではありませんが、
大切にするあまり内に秘めてしまうと、
可能性の広がりを限定しかねません。

持ってる知識や技術はすべて出し、淑(しと)やかでありながらも楚々とした秋の花のように、

潔く爽やかなエネルギーを放つ存在でありたいものです。

以上、乙酉月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いて今月の過ごし方の参考にしていただければ幸いです。

長文読んでくださり、ありがとうございます。

感謝を込めて

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

今月の動向(2020年8月7日~9月6日)

今月(8/7~9/6)は甲申月です。

木性で陽の十干「甲(こうぼく)」と、
金性で陽の十二支「申(さるきん)」が
組み合わさった干支です。

甲は樹木を表し、
申は岩・鉄鉱石、季節は初秋を表します。
そのため、甲申は「岩に根ざした秋の樹木」
というイメージです。

甲申月のポイントは以下の通りです。

◆高き理想を胸に秘め

甲申月は、知性・品位・自律において最高の領域まで極まります。
冴えわたる思考と知的好奇心にストイックさが加わります。
実現不能かに思えるほどの高き理想を胸に秘め、
自律していくのが自然の流れに沿った生き方となります。

今月意識するポイントは、切れ味の鋭さです。
今のままでいいんだよと、やさしくあたたかく包み込むよりは、
今、果たすべき使命を全うするために己を磨き、挑戦する姿勢こそが、
甲申月にふさわしい生き方のように思われます。

日々の悩みや葛藤は、自己を錬磨するために不可欠のものですから、
不安や恐れの真っ只中に積極的に飛び込み、
痛みを肯定的に受け取ることをおすすめします。

ただし、これはあくまで自己研鑽としてあるべきです。
他者にも求めがちになりますが、そうしてしまうと関係性が壊れます。

鋭さは他者に向けるものではなく、自分に向けるもの。
鋭き刃をもってわが身の叡智を切り取り、目の前の人の助けと成す。
鍛え上げ研ぎ澄ましたひと月の後には、
天の風に吹かれる自分に気づくことでしょう。

◆分け隔てない愛情を

目前に迫った苦難や困難を解決する才能が輝き、
その瞬間における頭の回転は実に敏速なものとなります。

しかし、どんなに見事な解決策であったとしても、
聞いてもらえなければ、心に響かず意味がありません。
人の心を動かすためには、見返りを求めない愛情奉仕が要となります。

課題を解決するのではなく、課題を抱えている人に寄り添う。
起きている現象を扱うのではなく、その背景や傷や痛みに想いを馳せる。

それこそが、まさに無償の愛であり、積み重ねることによってのみ、にじみ出てくるものです。

誰かが必ず見ていますし、見ていなくても伝わります。

まずは周囲の人たちに最大限の愛情を、
さらに今月はもう一つ大きな範囲で動かしてみてはいかがでしょうか。

◆ 動くときには疾風迅雷(しっぷうじんらい)のごとく

疾風迅雷とは、速い風と激しい雷の意味から、激しく素早く動くことを意味します。

精神・肉体ともに、キビキビと折り目正しくあることで吉となります。
何事においてもスピードは速く、かつ行動に移すことが大切です。

智は極みに達しますが、考え過ぎると腐ります。
常に緊張状態を保ち、のんびりさや遊びとは対極の世界です。

夏休みなのに…という声が聞こえてきますが、
緊張は長く続きませんし、継続するには時には緩めることも大切です。

エネルギッシュに動きながらも、オンオフはしっかりと。
瞬間を激しく生きながらも、自分への慈しみも忘れずに。

その体験の中で得られたものは、
生涯忘れることなき財産となるでしょう。

以上、甲申月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いて今月の過ごし方の参考にしていただければ幸いです。

長文読んでくださり、ありがとうございます。

感謝を込めて

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

帝王学の格言⑪真の「ありのまま」とは~「わがまま」との違いから~

最近、コーチングセッションをしていると、

「(私の気持ちに正直になったら)わがままになりませんか?」というような発言を多く耳にします。

とても責任感が強く、真面目に一生懸命に生きている方に多いように感じます。

そのようなとき、私は

「○○さんが少しくらいわがままに振る舞っても、周りの人たちには、そうは映らないと思いますよ」

とお答えすることが多々ありました。

また、少し前には「ありのまま」という言葉がブームになっていました。

そのときにも、「ありのままになるというのは、わがままに生きるということのように感じます。」とおっしゃるクライアントさんがいらっしゃいました。

前回、前々回からの続きとして、今回はこの

「ありのまま」と「わがまま」の違いについて言及していきたいと思います。

それでは、まず、「わがまま」とはどんな状態なのでしょうか?

わがままというのは漢字では「我が儘」と書くようです。

だとしたら、文字通り「我」があるかないかということだと思います。

ここでいう「我」というのは「エゴ」や「我欲」「私利私欲」のことですが、

「わがまま」とは、周りにどういう影響を与えようとも、自分の思うところを押し通したり、場合によってはそれを押しつけたりという強引を併せもっているものです。

自分のエゴや我欲にとらわれ、「恐れ」や「守備本能」から言動・行動をしてしまうと、周りからは「わがまま」に映ってしまいます。

そのエゴや我欲の奥の奥には「愛されたい」「認められたい」といった承認欲求が含まれていることが多くあるように感じます。

自らの存在価値を確認せずにはいられないのです。

また、自分のプライドなどの何らかを守るために、必死になっている状態でもあるようです。

いずれにせよ、堅い鎧を着て、自分を守って、鋭利な刃物で自分の強さを見せつける、そんな姿が「わがまま」なのだと思うのです。

一方、「ありのまま」とはどんな姿なのでしょうか。

「ありのまま」にはそういう強引さはなく、ただ自分が思っていることや感じていることをそのままさらけ出すという感じがあります。

それは、自分を実際より大きく見せることなく、等身大で自然体なあり方を指しているように思えます。

わがままとは逆に、周りを信頼し、勇気を持って自分をさらけ出している姿なのです。

自らを解放しさらけ出す裸の状態が「ありのまま」、鎧を身にまとい武器を手にしているのが「わがまま」、そんなふうに区別することができるのではないでしょうか。

当然、どういうあり方をするかによって周りにどういう影響を与えるかも変わってきます。そして、ここが肝心、要なところなのです。

周囲への影響を考えると、「わがまま」は往々にして周りに恐れや不安を与え、周囲の人たちも同じように鎧やら武器やらを必要とさせてしまうという影響力があります。

一方で、「ありのまま」は周りに信頼や共感を与え、関わった人達をも解放し、同じように裸になってさらけ出すような影響力があるように思います。

ここまでまとめてみて、「ありのまま」か「わがまま」かということは、本人には計り知れないことだと改めて思うようになりました。

おそらく、周りの人たちにどのような影響をあたえているのか、ということなのだと思います。

どんなに本人が「私はわがままに生きる!」とか「俺はわがままな人間なんだ」と宣言しても、周りを魅了し、人を惹きつけてしまう人望と存在感のある人は「あいつのわがままに付き合ってやるか」と喜んで言わしめてしまうように思うのです。また逆もしかりです。

ここで、「ありのまま」の状態をとてもストレートに表現している動画を紹介したいと思います。

2017年にアメリカで制作された『Greatest Showman』というミュージカル映画の制作前のワークショップ中に撮影されたものです。

簡単に映画のあらすじを紹介しておきます。

小さい頃から貧しくも夢想家のバーナムが紆余曲折ありながらもショービジネスの道へと進む。小人症の男、大男、髭の濃い女、全身刺青の男など、世間から隠れるようにして生きていた様々な人を集め、いわゆるフリーク・ショー(見世物小屋)のサーカスを始める、というストーリー。

この動画の中心人物は、髭の濃い女を演じたキアラ・セトルという女性です。セトル自身も素晴らしい歌唱力を持ちながら、この映画で大抜擢されるまでは、決して表には出て行かず、長年バックコーラスとして歌い続けていたのです。

髭の濃い女、というマイノリティな存在を演じるキアラ・セトル自身も、自分を小さくして、陰に隠れながらマイノリティを生きてきました。

そんな彼女が徐々に解放されて「ありのまま」の姿を表出する姿がなんとも美しいです。

あらかじめ、歌詞も紹介しておきます。私は動画を見る以前に、この歌詞で涙が溢れ出てしまいました。

『This is me』

私は暗闇を知ってる

みんなに言われた、「隠れてろ、お前なんて見たくない!」と

体の傷は、恥ずべきものだと学んできた

みんなに言われた、「消えろ、誰も、在りのままのお前なんて、愛さない!」と

でも、心までも壊されるわけにはいかない

私のような人間にも居場所はあるはず 輝く私たちのために

言葉の刃で 私を傷付けるなら 洪水を起こして 溺れさせる

勇気もある 傷もある 在りのままでいる これが私だ

見なさい、私が通る ドラムを叩き、行進するんだ

見られても怖くない 謝る必要もない これが私なんだ

新たな弾丸が 私の肌を撃ち抜いていく

言いたければ言えばいい、だって今日は 恥で沈んだりはしない

バリケードを突き破って進み あの太陽へと 手を伸ばそう

私たちは戦士なんだ そう、私たちはなるべき姿になったんだ

私にも愛される資格がある 値しないものなど 何一つない

鋭利な言葉で 私を切り刻もうものなら 洪水を起こして 溺れさせる

これが勇気なんだ、これが傷なんだ、これが運命を受け入れるって事、

これが私なんだ

まさに、この動画のワークショップでのキアラの姿は、「ありのまま」を体現しているように感じませんか?

「ありのまま」とは傷も弱さも惨めな姿も全てをさらけ出して、ただ今、この瞬間を精一杯生きている、そんな姿のように思います。

心からの「魂の叫び」に周りが共感し、熱くなり、誰もが自らをさらけ出し、「ありのまま」の自分を表出していきます。

それは、多くの人が巻き込まれていく圧倒的な「愛」の形なのではないでしょうか。

そんな自然体の「ありのまま」で在る人がこれからの世の中を変えていくのだと思うのです。

そして、それは国のTOPや会社経営者、多くの部下を持つ管理者といった誰からも分かりやすい形のリーダーの中だけに出現するのではなく、本当に万民の中から草分け的にあらゆる所で出現していくような気がしてなりません。

例えば、学生や主婦、アルバイト店員やパートタイマー、もちろん大手企業の経営者や役員だって構いません。

ただ、どんな役職や立場も関係なく、真っさらに「ありのまま」に生きている人が、真のリーダーになる時代がやってくるように感じてならないのです。

長文読んでくださり、ありがとうございました。

感謝を込めて

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

今月の動向(7月7日~8月6日)

今月(7/7~8/6)は癸未月です。

水性で陰の十干「癸(きすい)」と
土性で陰の十二支「未(ひつじど)」が
組み合わさった干支です。

癸は 雨、露、真水を表し、
未は乾いた土、季節は夏を表します。

そのため、癸未は「乾燥した大地に染み込む夏の霧雨」というイメージです。

癸未月のポイントは以下の通りです。

◆知性の雨を一極全集中!

癸未月は、何事においても聡明さと器用さが発揮されるため、
様々な場面で周りから力を求められやすくなります。

自身を変化させる柔軟性と、平均以上にこなす力量をもち合わせていれば、
多くの人の要求に応えていくことができます。

それによって、多方面にわたる才覚が磨かれることになります。

反面、あちこちやり過ぎて本道がどれかわからなくなりやすいので、
現時点での目的が何か、をぶらさず確認し意識していくことが大切です。

それは、人生のコンパスを見つけるに等しいことかもしれません。

私の使命は何か?
私の夢は何か?
私の原動力は、何か?

何のために生まれてきたのか?

今世の役割とは何か?


まさに今心が語る声を聞き、魂の叫びを我が道とすれば、
コンパスの針は、自ずと至るべき未来を指し示すことでしょう。

慈愛に満ちた知性の雨が、どうか皆さまの本道に降り注ぎますように。

◆天稟(てんぴん)の仁徳を備え、気高くある!

一つの道を純粋に、ただまっすぐ正直に進むことが運を開くポイントです。
一つの目的に向かって進むことにおいては、
たとえ困難な道であっても貫き通すことができます。

仕事にしろ、勉強にしろ、遊びにしろ、
気のすむまでやり切るといいでしょう。

しかし、途中での方向転換、つまりまっすぐでなくなった時に、
激しい後悔と怒りがでるかもしれません。

まして、その変更が他者によるものであれば、なおのことです。
心の状態が強い口調や執拗な追求となって出やすくなる時期ですので、
思わぬところで相手を傷つけるかもしれません。

自分の言動に自覚的で自制できるようにあるよう意識すると共に、
日頃からの他者への配慮があるか否かで自分の立場が変わってきます。

天稟(てんぴん)とは天から与えられた才能ですが、
いかなる状況、感情に支配されていたとしても仁徳(愛情、思いやり、真心)を心に置き、 目の前の人には最大限の慈愛をもって、お尽くししたいものです。

聡明にして美しき癸未月の在り方の一例としていただけましたら幸いです。

◆愛情過多にご用心!

たとえどんなに愛したとしても、 枠を超えた愛情は、

時に自己の喪失につながります。

特に今月は、相手を想うが故に冷静な判断ができなくなる傾向があります。

これは、愛情だけでなく、お金やチャンスにおいても同じことが言えます。

すぐに結果として表れる時流ではありませんので、
目先の利益やおいしい話に翻弄されず、自分の軸を持ち、
社会的な役割からの意思決定や行動指針とするとよいでしょう。

◆土用の丑

今月は夏の土用ですね!
丑の日は、7/21(火)、8/2(日)です。
スタミナのつくものを食べて、次の季節に備えましょう♪

以上、癸未月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や個人の運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方の参考にしていただければ幸いです。

※掲載にあたっては、お師匠様の許可を得ているものです。

【ZOOM限定】算命学宿命鑑定キャンペーン

鑑定セッションを10000円でご提供

コロナウィルスの影響で、今までの夏とは全く違う過ごし方になることは

みなさんも感じられていることではないでしょうか?

よく「コーチングはどのようなタイミングで受けると良いのですか?」

と聞かれることがあります。

基本的には、「受けたいと思った時が、その人にとってのタイミングです」

という考えではありますが、一般論として、人間関係の悩みを抱えていたり、

人生の岐路、変化が起きるときにコーチングを受ける人は多いように思います。

人生の岐路とは転職や就職、結婚、離婚、昇進、異動等々の大きなライフイベントです。

コロナ渦の今、誰もが生き方・働き方・暮らし方の変化を余儀なくされ、

まるで、全人類が大きなライフイベントを共有しているかのように、

世界規模、地球規模の変化を通過している真っ只中にあるのではないでしょうか?

実は、この大きな変化については、今年の動向でも触れていたのです。

コロナ以前に書いた文章ではありますが、当てはまることが多いように感じ驚いています。

以下、今年の動向から抜粋してみました。

◆3年間の大きな変転変化の集大成の年

安定した「平和期」がある程度続くと、時代が大きく変わる「動乱期」が

やってきます。

まさに時代と時代の節目、動乱期のような時期であり、

その動乱期が実は2018年から始まっていたのです。

つまり、2018年から始まった大きな変転変化の3年目となるのが今年、2020年です。

2018年戊戌年は、物事を決着、完了させ、新たなスタートをする年であり、

2019年己亥年は、新たなる道を切り開く種をまく時期でした。

そして2020年庚子年はこの3年間の大きな変転変化の集大成、

まとめあげる年になるといえるでしょう。

◆庚に付された3つの意味「①継承・存続」「②償う、補う」「③更新、革新、改める」

今年の天干(てんかん)は、庚(こうきん)で、

意味合いは「鉄鉱石、岩石、刀」となります。

このことから庚には3つの意味が付されています。

「①継承・存続」、「②償う、補う」、「③更新、革新、改める」の3つです。

つまり、今までのことを継承、存続しながらも、課題や罪・汚れを払い浄めて、

償うものは償い、補うものは補い、必死の覚悟で変革をして改めていく事を

テーマとすると良い年となります。

現代のビジネスに当てはめると、今まで積み重ねてきた良きものは継承し、

課題を全て洗い出し、その課題を償い、補うことで更なる進化につながる

という感じでしょうか。

一方、子(ねずみ)は十二支の中で最初を司る干支です。

また、子(ねずみ)は繁殖能力の高い動物とされ、

何かを増殖するという意味合いもあります。

何かを始めて、増やしていくには、とても良い時期といえるでしょう。

以上が今年の動向からの抜粋になります。

特に、「庚(こうきん)」の特徴から

今までのことを継承、存続しながらも、課題や罪・汚れを払い浄めて、

償うものは償い、補うものは補い、必死の覚悟で変革をして改めていく事をテーマにすると良い

といった文章からは、今の状況がピタリと当てはまるように感じています。

子(ねずみ)の繁殖能力である増やしていく何かがコロナウィルスでないことを願うばかりです。

ブラックジョークが過ぎました。大変失礼致しました。

さて、本題に入ります。

このような時期だからでしょうか、算命学コーチングの「宿命鑑定」にご興味を持って

お問い合わせ頂く方が増えているように感じています。

算命学で見る宿命は、この世に生まれ落ちる前に自ら選んで組み立ててきた

いわば「人生の計画書」のようなものです。

大きな変化の渦の中、その波に飲み込まれ翻弄されてしまうくらいなら、

自分がそもそも生まれてきた意味を知りたい、

今世での役割を知りたい、

といった原点回帰のような気持ちが多くの方に起きているのかもしれません。

そこで、継続的なコーチングとは別に、宿命だけをお伝えする鑑定キャンペーンを行うことと致しました。

鑑定とは、生年月日から出した宿命表に基づいて、あなたが生まれてきた役割や使命をお伝えするものです。

自分の宿命を知ることは、自身を見つめ直す機会となることと思います。

本日から、ZOOM限定で宿命鑑定のセッション(通常15000円)

を10000円にて提供させて頂きます。

(今回はご本人様のみとさせて頂きます。他の方、例えばパートナーや親御さん、子供、ビジネスパートナー、上司、部下などの宿命を知りたい場合は、追加料金お一人様5000円で見ることができます。)

※また、私の算命学コーチングセッションを初めて受ける方を優先とさせて頂きます。

ご興味がある方は、ぜひ、こちらへお問い合わせくださいませ。

you-me.yumiko@world.ocn.ne.jp

算命学については、次から簡単に説明させて頂きます。

  • 算命学コーチングで得られること

・自分の強みと弱みが分かるので、自分の「活かし方」が分かります。

・自分で自分自身の幸せな人生を切り開いていく力が沸いてきます。

・今、目の前にある現状を受け入れ、そこから一歩踏み出す勇気が出ます。

・悩みや不安を解消するポイントを掴むことが出来ます。

・自分をより信頼するようになり、自然体で堂々と生きることができます。

・自分の環境に感謝の気持ちが沸いてきます。

・ぶれない自分軸を掴むことができます。

・運気の流れに乗るために、常に心をクリアにしておくことができます。

・自分の天中殺が分かり、その期間の過ごし方が分かります。

  • 算命学とは

・2500年前から続く理論的な学問であること

・東洋哲理体系に基づいた、人の活かし方、人の心の掴み方などの処世術も含まれている。

・古代中国や古代日本において、国の権力者やリーダーの多くが歩むべき道の指針として用いられていた帝王学でもある。

お問い合わせ先はこちらです。you-me.yumiko@world.ocn.ne.jp

長文読んで下さり、ありがとうございました。

感謝を込めて。