今月の動向(2019年5月6日~6月5日)

令和元年の初月(5/6~6/5)は、己巳月です。

土性で陰の十干「己(きど)」と火性で陰の十二支「巳(みび)」

が組み合わさった干支です。

 

己は田園を表し、巳は灯火、季節では初夏を表します。

そのため、己巳は「夏の始まりの田園」というイメージです。

己巳月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆インプットとアウトプットのバランスを保つ

 

己巳は乾いた田園なので、水と火のバランスが大切となります。

近年アウトプットの重要性が叫ばれておりますが、

それはそもそもの知識と体験があることが前提です。

火性(伝達本能)を動かさずインプットメタボになってもいけませんが、

知識だけでなく、体験からの学びこそ本質的な学びなのです。

机上の空論に止まらせず、日々、実践していくこと。

体現者として、表現することがとても大切です。

今月は、特に習得本能(水性)と伝達本能(火性)

の両輪を動かすことがポイントです。

その際に、知識だけでなく、体験すること、

さらにそれを体現者として表現することを意識しましょう。

そうすることで、己巳月の強い運勢の波にのることができるでしょう。

波乗りには、やはりバランスが大切になってきますね。

 

 

◆目下の面倒を見る

 

己巳月は、目下となる部下や子どもへの関わりにおいて抜群の力を発揮します。

面倒を見ると一言でいってもその対象もアプローチも様々ですが、

まずは身近にいる大切な人に、

その人にとって「力」や「栄養」になるような

肯定的な言葉がけを意識しましょう。

「面倒を見る」ということには、精神的な要素が含まれています。

アドバイスや押しつけではなく、

相手が抱えている面倒ごとが少しでも軽くなり、

安心感や有り難さを感じるような寄り添い方をしたいものです。

 

 

◆自立独立の志を堅くして

 

今月は、目上からの援助があまり期待できません。

逆に言えば自立する絶好の機会でもあります。

志高く自分との約束を守り、粘り強くコツコツと積み重ねることが、

自信となり自立につながります。

 

一方で、自立独立を意識すると自分にベクトルが向きがちになります。

行き過ぎると、自己中心的になってしまう懸念も。

巳は火性であり、礼徳を表します。

親しき仲にも礼儀あり。

いかなる時にも感謝の気持ちを持ちましょう。

そして、その気持ちをしっかり相手の方に伝えることです。

お礼は大事です。令和だけに。

 

以上、己巳月のみで見たポイントです。

 

感謝を込めて

【セルフコーチング③】何故か上手くいかないことが続くとき

あなたは、どういうわけか上手くいかないことが立て続けに起き、

 

なかなか思うように物事が進まないときはありませんか?

 

 

 

そんなときは「恐れ」や「不安」から行動しているかもしれません。

 

 

 

恐れや不安から行動していると、

起こって欲しくない事柄を避けるようになるため、

どうしても内的緊張感を持ってしまいます。

リラックスした状態でいられないのです。

 

 

 

リラックスできない内的緊張感が続いてしまうと、

どうしても「リスク」の方に目が向き、

常に先の先を読んで、「リスク」を潰そうと思考してしまうのです。

その結果、永遠に終わらない「問題探し」になってしまいます。

 

 

 

「問題」は「問題探し」するところから始まるという訳ですね。

 

 

 

さて、それならば、どのようにすれば良いのでしょうか?

 

 

 

答えは簡単です。

 

 

「恐れ」や「不安」からの行動を逆に

 

「愛」や「安心感」からの行動に変えるだけなのです。

 

 

ほら、簡単ですね。

 

 

なんて、簡単そうに見えて、

 

 

じつは、実際にやってみようと思うと、これがなかなか難しい。

 

 

人間の脳はなんらかの嫌な現実に突き付けられた瞬間、

 

何万分の1秒という早さで「反応」してしまうからです。

 

 

 

 

例えば、仮に「あるお客様への営業活動がうまくいかなかった」とします。

その出来事を目の当たりにした瞬間、背筋に冷や汗のようなものを感じ、

「あ~、もうダメだ。今月は達成できないかもしれない。」という不安な気持ち

が先走り、その嫌な出来事を避けるため、

「何とかして、このお客さんの分を、他のお客さんで埋め合わせしないと・・・。」

と、焦って顧客リストを血眼になって見てしまう。

もちろん、そんな状態で営業しても、売れるわけがありません。

 

 

 

「恐れ」や「不安感」から行動するときの特徴は、

 

過去の体験や「思い込み」によって悪い方向へ「仮説」を立ててしまうのです。

 

その「仮説」が膨大化し、まだ決まっていない未来のことを「決めて」しまう。

 

この流れを何万分の1秒という早さでやってしまっているのですから、

 

自分としては、無意識・無自覚なわけです。

 

もはや「行動」ではなく「反応」といった方が良いかもしれません。

 

「恐れ」や「不安感」からの行動は「習慣化」しやすいこともうなづけます。

 

 

 

 

では、どうしたら良いのでしょうか?

 

 

 

 

それはズバリ、「問題意識」から「目的意識」に変えることです。

 

 

 

「過去」の経験則による「問題・脅威」探しをやめて、

 

「未来」を描いて、自分にとって力となる「ビジョンや夢」

を「目的」とするのです。

 

 

 

先ほども述べたように、問題・脅威から発想すると、

どうしても「内的緊張」が起こり、身体が堅くなったり、

呼吸が浅くなったりしてしまいます。

 

 

 

 

ビジョンや夢といった「目的」から発想すると、

 

自分の内側から「情熱」が沸いてきて、

そのビジョンや夢が「コミットメント」に変わっていきます。

 

そうすると、ドキドキわくわくした気持ちで

手足が勝手に動き出すようなフロー状態も起きやすいのです。

 

 

 

 

「目的意識」に変えるときには「ビジョン・夢」

を描くような問いを持つことです。

 

 

 

例えば、

 

「自分は本来、何を目指したいんだろう?」

 

「この仕事で達成したい夢はなんだろう?」

 

「この商品を売ることによって、どんな未来を描きたいんだろう?」

 

「私が本当に実現したい夢はなんだろう?」

 

「私が本当に実現したい未来は?」

 

「どうすることが、みんなにとって良いことなんだろう?」

 

「そもそも何のために、この仕事をやっているんだろう?」

 

「より良い世の中にするために、自分にできる目の前のことは何だろう?」

 

例のように、思考を「未来」や「ビジョン・夢」の方向にシフトさせるのです。

 

 

 

 

または、ストレートに

 

 

「この仕事は、わたしにとって、どんな目的があるだろう?」

 

と問いても良いかもしれません。

 

 

 

 

それでは、改めて復習します。

 

 

 

上手くいかないことが立て続きに起きてしまうときは、

 

 

 

何かの出来事→恐れや不安の感情が湧き上がってくる→内的緊張感

→未来に対して否定的な解釈→嫌なことを避けようとする

→自分の本領が発揮できず思うような結果を出せない

→結果、何らかの出来事が再び起こる

 

 

といったループを繰り返しているわけです。

 

 

しかも、上記の状態を無意識・無自覚にやってしまっている。

 

 

だとしたら、気付きやすいポイントである「嫌なことを避けようとする思考」

 

 

から転換していき、「目的意識」に変えていきましょう。

 

 

 

よほどの根深い「思い込み」でない限り、

多くの場合、この方法でクリアできるので試してみてくださいね。

 

 

 

長文、読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

 

感謝を込めて。

今月の動向(2019年4月5日~5月5日)

今月(4/5~5/5)は戊辰(ぼどのたつ)月です。

 

土性で陽の十干「戊(ぼど)」と、

土性で陽の十二支「辰(たつど)」が

組み合わさった干支です。

 

戊も辰も山を意味し、

戊辰が組み合わさると、

「悠々しい春の山岳」 となります。

 

戊辰月のポイントは以下の通りです。

 

◆源泉を自分におく

 

自分で選び、自分で決めていくことが戊辰月のポイントです。

機転がきき、頭の回転も速くなりますので、

独創的で新しいものを生み出しやすい時期ともなります。

自らの動きが小さくても、いろいろなものを引き寄せる力が高まります。

行動が大切なのはもちろんですが、知性を発揮する意識を持つとよいでしょう。

 

 

◆明確な目標を定める

 

目標や生き方を定めることができれば、

自身がもつ才能やエネルギーを最大限発揮しやすくなります。

まだ世の中にないもの、今後大いに発展していくような仕事、

まだ誰も手をつけていないような分野にチャレンジするチャンスです。

月の前半よりも後半に成果が出やすくなる傾向があります。

 

 

◆整理整頓する

 

戊辰月は雑多なもの、不要なものを溜めこむ傾向があります。

オフィスでも家でも意識的に整理整頓を心がけてください。

整理とは、いるものといらないものに分け、

いらないものを処分することです。

整頓とは、必要なものをいつでも取り出せるよう、

秩序だてて配置することです。

 

 

◆2019年春の土用丑の日は、4月22日(月)、5月4日(土)です。

 

今月は2回ウナギが食べられますね♪

運気を上げていきましょう!

 

 

以上、戊辰月のみで見たポイントです。

たとえ困難な状況であったとしても、

強い精神力で粘り強くコツコツと積み重ねて乗り越えれば、

得ることの多い月となるでしょう。

 

 

ご自身の天中殺や個人の運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただければ幸いです。

 

 

帝王学の格言⑥不都合があるのが当たり前

「不都合を常と思えば不都合なし。」これは徳川家康が残した言葉だそうです。

 

世の中には完璧なものはありません。

だから、不都合があって当たり前なのです。

 

これを理解すると何があっても、そうそう落ち込まなくなります。

 

そして、何事も受け入れるようになるのです。

 

思いどおりにならないことの方が多い人生の中で、

 

時々、自分の思いどおり、願いどおりになることもある。

 

それは多々ある出来事の中で、

幾千万もの因が重なり合って起きた本当に奇跡のような幸運なのです。

 

だから、幸運はほんの一瞬、一握りのときに感じられれば、それで良し。

 

「不都合」の方が「常」であるのが当然のこと。

 

何があっても、一喜一憂する必要はありません。

 

何かあったら、そこから人生を創り出していくしかないのです。

 

そんな風に考えられるようになると、前向きに捉えることが多くなり、

 

よい結果を引き寄せるようになっていくのではないかと思うのです。

 

 

 

算命学/陰陽五行論は「帝王学」として、2500年も前から古来中国や日本で、国のリーダーや権力者が学んでいた学問でもあります。

 

ですから、「帝王学」といった観点で、徳川家康がこの学問を学んでいた可能性も多いにあるわけですね。

 

余談ではありますが、「帝王学」を学んでから、古い大河ドラマを観ることが趣味になりました(笑)

 

特に戦乱の時代は、仁義礼智信が備わった人徳が高い人に、人が集まっていく姿がよく描かれていて、とても勉強になります。

 

徳川家康は、まさに「帝王学」そのものを生きていたように感じます。

 

この学びはどこまでも掘り下げられ、探求が止まらない、永遠の学びになりそうです。

 

感謝を込めて。

帝王学の格言⑤宝塚「ブスの25箇条」からみる魅力の高めかた

帝王学では人としての魅力を引力本能、信徳と表現します。

 

人としての魅力から、人脈、仕事、財力を引き寄せる、

ということで引力本能なわけです。

 

信徳とは、人から信頼され信望されること、

そして何よりも自分自身を信じる強さをも意味します。

 

 

人として生まれた以上、引力本能である信徳を高めたい、

磨きたいと願うのが自然なことと思います。

 

 

しかし、帝王学では、このように言っているのです。

 

 

「信徳のみを単独で身につけることはできない。

大いなる魅力を放ち、人からの信頼を得たければ、

仁義礼智の四徳が備わっていなければならないのだ。

すなわち、愛情をもって人に接し(仁)、裏切らないで筋を通し(義)、

礼節をわきまえ(礼)、本質を学ぶこと(智)。

これを日常で積み重ねていくことで信徳が輝き出す。

そして、この積み重ねから圧倒的な魅力を放つようになるのだ。」と。

 

 

自分を磨くための指針として、

もう少し分かりやすいものはないかと探していたところ・・・

 

 

あったのです!!

 

その名も

宝塚「ブスの25箇条」

 

もちろんこのままでは「ブス」になってしまうので、

後ほど逆転させてみますが、ひとまず、こちらをご覧ください。

 

 

宝塚「ブスの25箇条」

1.笑顔がない

2.お礼を言わない

3.おいしいといわない

4.目が輝いていない

5.精気がない

6.いつも口がへの字をしている

7.自信がない

8.希望や信念がない

9.自分がブスであることを知らない

10.声が小さく、いじけている

11.自分が正しいと信じこんでいる

12.愚痴をこぼす

13.他人をうらむ

14.責任転嫁がうまい

15.いつも周囲が悪いと思っている

16.他人に嫉妬する

17.他人につくさない

18.他人を信じない

19.謙虚さがなく傲慢である

20.人のアドバイスや忠告を受け入れない

21.何でもないことにキズつく

22.悲観的に物事を考える

23.問題意識をもてない

24.存在自体が周囲を暗くする

25.人生においても、仕事においても、意欲がない

 

 

こちらは、宝塚の舞台裏に常に貼ってあるものだとか。

では、こちらを逆に表現してみて、主観ではありますが、

仁義礼智信に振り分けてみました。

 

 

宝塚「美人の25箇条」

1.いつも笑顔である(仁、信)

2.いつも感謝の気持ちを表現する(仁、義、礼)

3.おいしいと言う。いつも美味しそうにご飯を食べる(仁、礼)

4.目が輝いている(信)

5.精気に満ちている(信)

6.いつも口角が上がっている(信)

7.いつも自分を信じている(仁、信)

8.希望や信念を持っている(義、信)

9.周りから見て、美人であるように心がける(仁、義、礼)

10.声が大きく、活発である(義、礼)

11.自分は間違っているかもしれないという視点を持っている(智、義、礼)

12.愚痴をこぼさない(義、礼)

13.他人をうらまない(智、義)

14.責任転嫁せず、自ら責任を引き受ける(仁、信、義)

15.周囲のせいにせず、自分ができることを考える(仁、智、義)

16.他人に嫉妬しない(智、義、礼)

17.他人に尽くす(仁、信、礼)

18.他人を信じる(仁、信)

19.謙虚でエゴをださない(仁、信)

20.人のアドバイスや忠告に耳を傾ける(仁、義、礼、智)

21.簡単には傷つかない(仁、信)

22.楽観的に物事を考える(仁、信)

23.問題意識をもてる(義、礼、智)

24.存在自体が周囲を明るくする(仁、信)

25.人生においても、仕事においても、意欲に満ちている

(仁、義、礼、智、信)

 

 

いかがでしょうか?

 

 

さすが「清く正しく美しく」の宝塚!!

 

 

古典的、伝統的なことを守り続けているものは

帝王学的なものの見方と通ずるものを感じます。

 

全てというわけにはいかないものの、

どこかひとつでも意識して、日常で自己研鑽する参考にして頂けたら。

 

読んでくださり、ありがとうございました。

今月の動向(2019年3月6日~4月4日)

今月(3/6~4/4)は丁卯(ていかのう)月です。

 

 

火性で陰の十干「丁(ていか)」と、

木性で陰の十二支「卯(うぼく)」が

組み合わさった干支(かんし)です。

 

丁は灯火やロウソクを表し、

卯は草花、季節では仲春(旺春)を表します。

そのため、丁卯は

「春の灯火」

というイメージです。

 

 

丁卯月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆諸行無常を生きる

 

ものごとは常に変化を繰り返し、ひとつとして同じ状態のものはありません。

お金、名誉、人間関係、自分自身といったものから、

うまくいっているこの状態も、今感じている幸せも、

すべては移り変わっていくのが世のことわりです。

しかし、現状を維持したい、

この幸せがずっと続いてほしいという思いは執着となり、

苦しみを生じてしまいます。

苦しみにとらわれないためには、

ものごとは絶えず変化するものなんだということを

受け入れることができるかどうかにかかっています。

 

そして、ただ変化していくのを見ているのではなく、

自分の枠を超えて、自ら変化をつくりだすことを意識すると、

あらゆる意味で、より成功しやすい月となります。

卯月は出会いや別れの多い季節です。

変化を肯定的に味わっていきましょう。

 

 

◆何もしないをしない

 

「何もしないをしてるんだよ」とは、

某テーマパークのとあるクマさんのセリフで、

それはそれで可愛いのですが、

帝王学的には、成功の反対は失敗ではなく、

何もしないことと定めています。

熟考を重ねて何も行動しないよりは、

15分考えたらとにかく行動することです。

行動すると必ず何かしらの結果が得られ、

どのような結果であっても体験が残ります。

 

そして、食べ物が人のからだをつくるように、

人生における体験が人間力を養います。

どのような体験を自分に与えていくかを意識して過ごしていきましょう。

 

 

◆不自由の中の自由を楽しむ

 

一見、煩わしい、縛られていると感じているものの中にも

自由を見ることができます。

いや、むしろ不自由さの中にしか自由は見出せないのかもしれません。

暗闇の中でこそ光は輝きを放ち、

不幸せの中にこそ幸せはその価値を増していくものです。

 

そして、今、目の前にある不自由さの枠組みは、

その源泉を自分にあると受け止めることができた時、

自分自身の変化によって改善されていくことでしょう。

他人任せではなく、自分がコントロールする意識を持つことです。

 

 

以上、丁卯月のみで見たポイントです。

これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただければ幸いです。

 

感謝を込めて

帝王学の格言④学問を司る星の別名とは

学問や知性などの智徳本能を司る

玉堂星(ぎょくどうせい)という星があります。

 

 

別名「幸せ星」。

 

 

初めて聞いたときは、学問や知性の星なのに、

何故、「幸せ星」と呼ぶのだろう、と疑問に感じたものでした。

 

 

愛情や奉仕、優しさを司る禄存星(ろくぞんせい)の方が、

「幸せ星」と呼ぶのにふさわしいのでは?とも考えました。

 

 

しかし、学問や知性を司る玉堂星が「幸せ星」と呼ばれているのです。

玉堂星は他にも、伝統・正統といった古典的な意味合いや

理論家といった意味も含まれています。

まさに智徳本能を司る星ですね。

 

 

帝王学では、「人は知性がないと幸せになれない」といいます。

逆に知性が豊かであればあるほど、幸せである、ともいえるのかもしれません。

 

 

素晴らしい絵画や音楽といった芸術に触れたときに、

「あ~、なんて素晴らしいのだろう!」

と感じる感性がなければ、感動もできません。

 

 

凡人にはとうてい真似の出来ないような伝統的な職人技に触れたとき、

その難しさや、そこまで鍛練を重ねた厳しさなどを思い計れば、

感動もひとしおになります。

 

 

世界を変えてしまうような新しい考え方やテクノロジーの進歩といったものも、

それが、どれほど世の中に価値を生み出すものなのか、

を理解できて初めて豊かさを実感できるのです。

 

 

家族そろって夕食を頂ける。

当たり前の日常の出来事であっても、知性を働かせれば、

それが幾重もの偶然が重なって実現している奇跡的なこと、

と感じることが出来ます。

 

 

また、玉堂星には「純粋、慈愛」といった意味も含まれています。

 

 

まっさらな心で、純粋に世界に好奇心を向けて、

慈しみの愛の目で見て聞いて感じたら、

自ずと、あらゆることが探求の種になるのだと思うのです。

 

 

算命学が生まれた2500年前も現在も、人というのは知的欲求に満ちていて、

その本能のままに生きて、世界を探求し続けて、現在の私達がいるのですしね。

 

 

そして、そのことを「幸せである」と定義しているのが、

この学問の面白いところであると感じるのです。

 

 

せっかく人として生まれてきたからには、

心を開いて謙虚に、一生涯、学び続けていきたいと思うのでありました。

帝王学の格言③運は動より生ず

「運動」という言葉があります。

 

一般的には身体を動かし鍛えたり、スポーツを楽しむときに使われています。

小学校中学年では習う漢字だけに、親しみ深い常用語ではないでしょうか。

 

 

 

この馴染み深い「運動」という言葉、

実は、帝王学では、非常に奥深い意味を持っています。

「運」と「動」を分解させて、

「運は動より生ずる」という意味を持つのです。

「運(命)」は「動(動くこと)」から「生ずる(生まれる)」のです。

 

 

 

「運が良かった」「運が悪かった」という使われ方をされるように、

「運」とは、自分ではコントロールしがたい、偶然的なもの、

という見方や考え方が多くを占めているように感じます。

 

 

 

ですが、帝王学では

「運は動より生ずる」と考えるのです。

動けば、「運」は自ずとついてくるのです。

 

 

 

 

リクルート時代、

「走りながら考えろ。」という雰囲気がありました。

逆に「良く考えてから動きなさい。」とは言われたことがありません(笑)

おかげさまで、

とにかく動いていれば、道が開けていくことを身体で学んだ気がします。

 

 

 

あれこれ考えずに、とにかくやってみる。

 

 

 

これは案外、大事なことと思います。

成功者の多くは、このことを自覚的にしろ、無自覚にしろ、

やっていると思うのです。

 

 

そして、なにかの物事をやりはじめたら、

無心になって目の前のことに集中すること。

 

 

 

あれこれ考えずに、とにかくやり続けてみる。

 

 

 

結果、成果、周囲の評価に拘らず、気をとられず、とにかくやり続ける。

そう!!私が今まさに、書いているこのブログのように(笑)!!

 

 

 

そうすると、何かの目標・目的の為にやりはじめたことが、

やること、体験することそのものが、目的になる。

結果や成果はどうでもよくなる。

 

 

この領域にきたら、そのこと自体、やっていること自体が楽しくてしょうがない、となる。

 

 

結果や成果を目標・目的にするのも若いうちは良いと思うのです。

ですが、

この体験・経験すること自体が目標・目的になる世界もまた、美しいものです。

 

 

「今、ここ」にいる感覚、

「今、ここ」の世界観はこのような感じなのではないかと思うのです。

 

読んでくださったあなたへ感謝をこめて。

今年の動向(2019年2月4日~2020年2月3日)

今年(2019年2月4日~2020年2月3日)は

己亥(きどのいのしし)年です。

土性で陰の十干「己(きど)」と、

水性で陰の十二支「亥(いのしし)」が

組み合わさった干支です。

 

己は畑や田園を表し、

亥は小川、季節では冬を表します。

そのため、己亥は

「冬の畑」

というイメージです。

 

己亥年のポイントは以下の通りです。

 

◆大きな変転変化が起きる年

 

安定した「平和期」がある程度続くと、時代が大きく変わる「動乱期」がやってきます。

己亥年は、まさに時代と時代の節目、動乱期のような年になります。

「不安定な方が安定する」くらいの気持ちでいた方が成功します。

今までの平和期が終わり、次の平和期に向けて、種を蒔くときともいえるでしょう。

この時期は苗代の役割として、次の時代に向けて着々と準備することが成功の秘訣となります。

 

◆協働すること

 

今年は、人と寄り添い協働することで運気がのびる年となります。

そうすることで、多少の仕事の苦労はありますが、大きく飛躍する年となります。

 

前述の「動乱期」にも記述しましたが、時代の大きな変化が予想されます。

そのようなときには、家族や仕事仲間など、身を寄せ合い協力しあい助け合うことで、動乱期を良き意味で乗り越えることが出来るでしょう。

 

◆直感を信じる

 

とにかく今年は変転変化の年になります。

天皇の退位・即位が今年になったのも学問上、とても納得がいきます。

時代が大きく変化する節目の年に当たるのです。

 

そのようなときは、今までの常識ややり方では通用しなくなることが多々あります。

今まで以上に、より直感力が重要となってくるでしょう。

新しい風を読み、周囲の人達の心を読み、機運を読むこと。

周りへの気配り心配りも、今まで以上に心がけると良いでしょう。

過去のやり方やデータなどに拘らず、直感で「良い」と思ったことにたいし、

大胆にチャレンジしても良い年です。

 

◆誰にとってもラッキーカラーになるのが「深紅」です。

 

「深紅」とは深い赤、真っ赤な色です。

深紅のネクタイや、鞄、靴。あるいはワンポイントで取り入れてみてはいかがでしょう。

女性なら、深紅のネイルも素敵ですね。

赤い物を身につけることによって、財運、人脈が巡り、魅力が増していきます。

 

以上、己亥年で見たポイントです。

 

ご自身の天中殺や個人の運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよい在り方を探求し、良い一年をお過ごしくださいますように。

 

感謝を込めて。

今月の動向(2019年2月4日~3月5日)

今月(2/4~3/5)は丙寅(へいかのとら)月です。

火性で陽の十干「丙(へいか)」と、

木性で陽の十二支「寅(とらぼく)」が

組み合わさった干支です。

 

丙は太陽を表し、

寅は樹木、季節では初春を表します。

そのため、丙寅は

「春の太陽」

というイメージです。

 

丙寅月のポイントは以下の通りです。

 

◆前進力

 

今月は、前進力・発展性が加わるチャンスの月となります。

いつも前向きな姿勢でいることがポイントとなります。

 

ものごとのバランスを意識することで偏りがなくなり、

大きく前進することができるでしょう。

恵まれた月だからこそ大局的な視点での周りへの気配りを意識し、

我が身においてはひとえに努力を積み重ねてまいりましょう。

 

◆未完了を作らない

 

上手くいきすぎて細部への意識が散漫になるかもしれません。

結果におごることなく、目の前のことに最大限尽力することが大切です。

しっかりと地に足をつけて、一つひとつを完了させましょう。

 

◆すべてはうまくいっている

 

どうしても元気がでない時、明るくなれない時は少なからずあるものです。

しかし、すべての出来事に意味があります。

無駄なことは何一つとしてありません。

 

周りは順調なのに自分だけ取り残されている気がする。

よかれと思ってしたことがかえって迷惑をかけてしまう。

ベクトルが自分に向いているととかく苦しさを感じるものですが、

苦しい時こそ、ニコッと笑う。

陰陽の等価交換の原則であり、この上ない心の鍛錬となります。

 

 

以上、丙寅月のみで見たポイントです。

 

ご自身の天中殺や個人の運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただければ幸いです。