11月の動向(2021年11月7日~12月6日)

今月(11/7~12/6)は己亥月です。
土性で陰の十干「己(きど)」と、
水性で陰の十二支「亥(いすい)」が
組み合わさった干支です。
己は田畑、大地を表し、亥は初冬の雨水、小川を表します。
そのため、己亥は「たっぷりと水を含んだ冬の田畑」というイメージです。

己亥月のポイントは以下の通りです。

◆自我を出さず主体的であれ

今月は己亥月です。

己は「おのれ」とも読み、漢字の由来から「自身」や「正しい姿の自分」
という意味があります。

一方、亥は子から始まる十二支の最後を司り、これまでのすべてを締めくくり、
新たな子(ね)の時代に向けての転換期、ステップアップの時期となります。

ただし、自我や自分の正しさに執着してしまうと、

己亥月の溢れんばかりのエネルギーを邪魔する事になるので注意が必要です。

自分の正しさを手放していけば、
先々の大きなステップアップが
望める月になると捉えることができます。

間違えてはいけないのは、
自我を出してはいけないからといって、
行動しなくてよいというわけではありません。

己亥月は、
積極的な挑戦、身体を動かす、想いを行動で表すことを吉とします。

その源泉が、自我であってはならないということです。

クリアなエネルギーで主体的にあれば、
自ずと地盤は固まることでしょう。


◆変転変化の月。ターニングポイントを見極める

己亥は、たっぷり水を含んだいわば水浸しの土なので、
変転変化が起こりやすい月となります。

時代の流れや自分の立場、物事の転換期を見極める意識を持つことが大切です。

今の自分の『こだわり』をなくし、

不安定の中で自由に生きることが運気の伸びにつながります。

常識に囚われることなく、自分の生き方に信念を持って貫くことで
運勢が開花していくのです。

自我を出さず、こだわりを持たず、ただ心に揺るがない信念を持つ。
ここがポイントとなります。

先月の戊戌月、今月の己亥月、来月の庚子月にかけて、
良くも悪くも異常な状態が起こりやすく、アップダウンが激しくなります。

今月は、ホップ・ステップ・ジャンプでいうところのステップの時期のため、
まさに転換期です。

俯瞰的にものごとの情勢を見極め、如何に丁寧に準備をして生きていくか、
過去の正しさを手放し、新たな価値創造に積極的に挑んでいきましょう。



◆人にやさしく

今月は、何も意識せず、何も動かず、ただそのままあるだけでは
日の目を見ることはないとされています。

では、どうしたらいいのか。

冬の水分たっぷりの田畑ですから、火性のあたたかさや伝達が必要なになります。さらに笑顔と明るさ、整理整頓、何より人へのやさしさを意識することで
運気が開いていきます。

大切なのは、他者から感謝される生き方をするということです。

人から好かれ、人が集まってきやすい時分となりますので、
寄り添う、協力する、助け合うことを仕事や実生活の中で体現することです。

しかしながら、今月は仕事もプライベートも苦労が多くなる質を所有してます。

自分の仕事がうまくいってない時に、人にやさしくできるでしょうか。理不尽な環境にあって心に余裕がない時に、感謝される存在でいられるでしょうか。

普通は、難しいはずです。

その一般的に難しいことを淡々とやってのける人が、この変転変化の波に乗り、チャンスを掴むことになるのです。


以上、己亥月のみで見たポイントです。



ご自身の天中殺や運気など、個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい生き方・在り方の参考にして頂けますと幸いです。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

感謝を込めて。

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

10月の動向(2021年10月8日~11月6日)

今月(10/8~11/6)は戊戌(ぼどのいぬ)月です。

 

土性で陽の十干「戊(ぼど)」と、

土性で陽の十二支「戌(いぬど)」が

組み合わさった干支です。

 

戊は山、山岳などを表し、

戌は土を表し、季節は晩秋となります。

そのため、戊戌は「秋の山岳」というイメージです。

戊戌月のポイントは以下の通りです。

 

◆威風堂々として在る

 

戊戌は、天干・地支ともに土性となりますので、

悠々しく美しい山脈を形成し、富士山のように山裾の広い

美しく素晴らしい山となります。

 

山裾は安定として広がり、衆人を惹きつける魅力を放つ様から

雄峻(ゆうしゅん)の山と呼ばれます。

 

今月は、ご自身がその国を象徴する山であるかの如く、

何事にも動ぜず、どっしりとした存在感を示してまいりましょう。

 

土性は引力本能です。

 

山の高きは寄って来る土の質を選ばずと言います。

 

山が高いのは、土の質を選ばずに全て受け入れるから、

という意味ですが、いつも以上に多様性を受け入れ、

自分の正しさを手放す意識と行動が、

財と名誉を司る戊戌月の運気を上げるポイントとなります。

 

多様性を受け入れるということは良く耳にしますが、

異なる思想、人種、文化、価値観、性格、習慣、生活水準、趣味嗜好、

自分と真逆であったり、琴線に触れるものを受容するのは、

そうたやすいことではないように思います。

 

想定外の出来事が起こるでしょうし、

相応の痛みや葛藤を体験するかもしれません。

 

しかし、違いを間違いではないものとして受け入れた上で、

不動の姿勢で堂々としていることができたなら、

ステージが変わり、新しい価値が生まれ、器が広がり、

人としての魅力が増すのだと思います。

 

 

◆孤独をたしなむ

 

一途にやり抜く力が高まる時期となります。

自分で「こうと決めたこと」は、とことんまで追究することで吉です。

 

どんな困難・苦難に対しても 立ち向かえる強い意志とともに、

普段では考えつかないアイディアが湧いてきたり、

新たな価値を創造する機会に恵まれやすい時期となります。

 

大切なのは自分で決めることであり、他者が決めたことには反発が起こります。

一つの事に集中し、自分の決めたことをやり抜くことは素晴らしいのですが、

成功する時と失敗する時の差が 激しくなります。

ですが、それで良いのが今月です。

 

また、努力が周囲から理解されない孤独の囚人となる傾向となる月でもあります。

孤独は、さみしさや不安や恐れを想起させる反面、

自分で決めた道をひたすらに探究する環境としては最適であるとも言えます。

 

そしてここでも、周りに左右されない不動心がカギになってまいります。

 

理解されることを求めるのではなく、

自らひとりの時間をつくることがおすすめです。

今月は、組織や集団というよりも、独立独歩を心がけてください。

 

孤独の中にこそ、本当の豊かさがあります。

真摯に自分と向き合う時間を、意図的にとってみてはいかがでしょうか。

 

 

◆丁稚奉公、滅私奉公が吉となる

 

陽の土性は強い引力、そして財運を暗示しています。

地支は現実を意味しますので、

戊戌月は如何に人にお尽くしするかで運気が決まります。

 

他者に無償奉仕をしてこそ信頼を得ることができます。

結果的に無償で与えたもの以上の利益を、得ることができるようになるのです。

ベクトルを自分ではなく相手に向けることが大器としての在り方となります。

 

大器は、甘やかされる環境にいると大器とならず、

傲慢な人物として批判を受けて低迷して終わる人生となります。

 

逆に、厳しい環境に置かれると傲慢さを戒められ、

元来の大器としての資質が開花していくのです。

 

 

◆土用の丑

 

今月は秋の土用です!

丑の日は、10/20(水)と11/1(月)です。

パワーチャージして、寒い冬に備えましょう♪

 

以上、戊戌月のみで見たポイントです。

 

ご自身の天中殺や運気など、個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよい生き方,在り方の参考にして頂けますと幸いです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 

感謝を込めて

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

9月の動向(2021年9月7日~10月7日)

今月(9/7~10/7)は丁酉月です。

 

火性で陰の十干「丁(ていか)」と、

金性で陰の十二支「酉(とりきん)」が

組み合わさった干支です。

 

丁はロウソク、灯火(ともしび)などの人工火を表し、

酉は金属・宝石、季節では仲秋を表します。

 

そのため、丁酉は「闇夜に輝光を放つ秋の灯火」というイメージです。

丁酉月のポイントは以下の通りです。

 

◆気高き炎で、物事の本質を照らす

 

丁酉は、別名瑠璃の燈光(るりのとうこう)と呼ばれ、

とても美しい名に感じますね。

 

蝋燭などの光の存在は、夜にこそ際立つものです。

昼間のロウソクが目立たないように、

今月は夕方から夜間において力を発揮しやすい月であるといえます。

 

また、気品と聡明さも表出される為、

暗闇の中に隠されていて見えない物事の本質を浮かび上がらせ、

その鋭く繊細な観点で答えを導き出す意識を持たれるとよいでしょう。

 

ロウソクの灯りは、昔は夜の照明として使われていましたので、

文学や文芸といった感性を刺激するものにも才覚が現れます。

 

知性溢れる教養は、その輝きにさらなる彩りを加えることでしょう。

 

 

◆新旧の融和と大革新

 

丁酉は、古来より注意すべき革命の時期の1つとされてきました。

 

大胆に、激しく、ドラスティックに変転変化を取り入れ、

新旧の融和を図ることがポイントです。

 

奇しくも9月は上半期最後の月。

 

これまでの何かに決着をつけ、翌月新しくスタートを切る準備の時期です。

 

その過程の中で、何らかの社会的な役割が与えられたとしたら、

素直に受け入れると運が開いていくことでしょう。

 

革新を体現することが、丁酉の輝きをさらに美しく増幅させ、

結果的に運命が動いていくことでしょう。

 

運は動より生ず。

 

動かずして革新なし。

 

これまでのものを壊したり、捨て去るのではなく、

新しいものとの融和を図ることで革新を起こせるチャンスの月になるでしょう。

 

 

◆火を絶やすことなかれ

 

丁は火性です。

 

火は燃料となる薪をくべ続けないと燃焼し続けることはできません。

 

つまり、炎が燃焼し続けるための努力を要するとなります。

 

ひたむきな努力を要しますが、

日々積み重ねることで大きく可能性が開いていきます。

 

なんのために生きているのか?

私の心の燃える炎は何か?

 

そこに意味があってもなくても、

私たちが今ここにいることだけは確かなことです。

 

与えられている環境がどうであっても、

求められていることをしっかりできないと、

夢や可能性の領域に足を踏み入れることができません。

 

もちろんそこに良い悪いはありません。

 

あなたにしか照らすことのできない一隅があります。

できることは、今この瞬間を全力で生きること。

目の前の相手に最大限の慈しみをもって接すること。

 

今月は、目の前の現状を受容れ、

常に自ら工夫と努力をする人の運気が開いていきます。

 

 

以上、丁酉月のみで見たポイントです。

 

 

ご自身の天中殺や運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよい生き方・在り方の参考にしていただけますと幸いです。

 

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

 

感謝を込めて

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

今月の動向(2021年8月7日~9月6日)

今月(8/7~9/6)は丙申月です。

 

火性で陽の十干「丙(へいか)」と、

金性で陽の十二支「申(さるきん)」が

組み合わさった干支です。

 

丙は太陽や大きな火を表し、

申は岩・鉄鉱石、季節は初秋、時間は夕方を表します。

 

そのため、丙申は「美しい景観を呈する初秋の太陽」

というイメージです。

 

丙申月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆執着を手放す

 

 

丙申が織りなす自然現象は、崑崙(こんろん)の夕日と称され、

一説には中国三大美景と表されるほどの美しさです。

 

十二支である申は時間を表し、夕方16時~18時となります。

 

秋の夕方の太陽は、すべてをあたたかなオレンジ色に包みながらも、

これから沈んでいってしまうもの悲しさも漂います。

 

丙は火性伝達本能の陽、想いを伝えたいのに

今まさに沈まんとする状況に、

もっとこのままでいたい、といった執着が生まれます。

 

このことから、

今月は自分の正しさや価値観から執着が出やすくなりますが、

いかにこだわりを手放せるかが成功につながるカギとなります。

 

崑崙の夕日に恥じぬ聡明さと美しさを体現することが、

運気の上昇に結びついていくでしょう。

 

 

◆無償の愛を体現し発信し、自らも全力で楽しむ

 

丙申月で意識したいポイントとして3つあげるとしたら

・遊び心をもって多くの人に向けて情報発信すること

・とにかく動く行動力と一所懸命さ

・見返りを求めず万人への愛情奉仕(スモールプレゼントなど)

といったものを行動指針にしていただけたらと思います。

 

これらを一言でまとめたものが、

標題の「無償の愛を体現し発信し、自らも全力で楽しむ」となります。

 

全ての要素をしなければいけないのではなく、

直観に従って意識するポイントを選んでもOKです。

 

前述の執着を手放した上で、上記のいずれかでも意識できたら、

運気を味方にできることと思います。

 

 

◆精神世界を楽しむ

 

 

丙申月は、感性が鋭く強く現れるため、直観力が働きます。

 

精神的に純度の高い質となるので、文学・詩・絵などに親しむと

空想力が磨かれ、感性も研ぎ澄まされていくのでオススメです。

 

精神世界において無から有を生み出すことのできる才能が輝くため、

一見突拍子もないものや、奇妙なものに思えるアイディアであっても、

ビジネスに結びつけ、成功に導くことができます。

 

反面、どこか現実世界から逃げ出したくなりつつも逃げきれず、

そのことが複雑な思いや苦しみとなるかもしれません。

 

思考が複雑になること自体は決して悪いことではないのですが、

行動はいたってシンプルにしていくことが、ポイントになります。

 

肉体的な現実世界を逞しく生きるというよりは、

過去の偉人や歴史を辿り、未来に思いを巡らせ、

ロマンチックに夢想にふける、

そんなゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 

以上、丙申月のみで見たポイントです。

 

 

ご自身の天中殺や運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよい生き方・在り方の参考にして頂けますと幸いです。

 

長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

感謝を込めて

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いております。

今月の動向(2021年7月7日~8月6日)

今月(7/7~8/6)は乙未月です。

木性で陰の十干「乙(おつぼく)」と
土性で陰の十二支「未(ひつじど)」が
組み合わさった干支です。

乙は草・花・蔦などを表し、
未は乾いた土、季節は夏を表します。
そのため、乙未は「夏の乾いた土に繁茂する草花」
というイメージです。

乙未月のポイントは以下の通りです。

◆日々に知性の潤いを

乙未月で、まず何よりも大切になるのは、水性(智徳本能)を取り入れることです。

晩夏の熱気にさらされた乾いた土に茂る草花に必要なものは、
太陽の光でも肥料でもなく、渇きを潤す水分であることは誰もが承知されることと思います。

さらに、強い直射日光を遮り影をつくってくれる大樹はとても有り難い存在です。

大樹は五徳本能でみると、木性で守備本能です。木は一本立ちする姿から1人で守るという意味があります。

自立、独立、独り立ち、というような意味合いでしょうか。

 

今月は、とにかく知性を磨き、知識を習得し、
自らの知の泉を豊かに満たしていくこと、それも大勢で勉学に励むのではなく、

1人で独学で熱心に集中的に勉強することが、運気を開く最大のポイントとなります。

また、この季節、まだまだ梅雨が続いております。

雨の日は強制的に水性が動きますから、実はラッキーデイになるんです。

雨が嫌いな人も、勉強が嫌いな人も、例えばそんな捉え方をしてみると、
目に映る世界が変わって見えるかもしれませんね。

◆仰げば貴師(とうとし)

皆様は、心に師と仰ぐ人がどのくらいいらっしゃいますでしょうか。

師弟関係において、通常弟子の在り方としては常に受け身となります。

今月はまさに、この「受け身の在り方」が運気を上昇させてくれます。

であるならば、師の教えにはいつも以上に従順に、
また心からの感謝の念を抱き、心に宿し生活するとよいでしょう。

ただし、乙未月にあって火性多過(伝達本能)は厳禁ですから、
知性を欠いたむやみな伝達は控えめにしなければなりません。

現実的にも精神的にも自身の支えとなってくれる師の存在は、
知識や技術や生き方在り方を教えてくれるのはもちろんですが、
究極的には弟子たちを守ってくれている存在なののだと感じています。

時には熱さを遮る影として、時には渇きに潤いをもたらす水として、
持てる知見のすべてを命を削って、守り導いてくれる存在を、
師と呼ぶのではないでしょうか。

いつかは自らもそのような存在になりたいものです。

◆It’s a wonderful world

改めて乙未を紐解いてみると、
乙は「草木の曲がりくねった」という意味の象形文字です。

新しい改革創造の気は満たされつつあるが、まだまだ外の抵抗が強い状態です。

しかし、如何なる抵抗があっても、どんな紆余曲折を経ても、
改革創造を進めていく時期であることには変わりがないので、
あらゆる困難にもひるまずに前進することで、必ず上昇する月となります。

また、未の文字は、一と木が組み合わさって出来ています。

枝葉が上層部に繁茂すると、その下は暗くなってしまいますから、
未の上層部になる一を切り落とすことで立派な木になります。

ここから見えてくることは、未は暗くしてはいけないことを教えてくれているのです。

未という字は、未完成の未という文字でもあります。

木の上に一本の枝が伸びているので、切り取って見事な木にすることで、
あらゆる可能性が広がっていくと見ることができます。

繁茂した枝葉末節を払い落とし、生々たる生命を進展させ、無限の可能性を開いていく。

最初から結論ありきではなく、
いろいろな可能性を構築することを心がけるといいでしょう。

そのためにも数多くの人々との交流を深めることが大事です。

人脈を広げた人が、大きく運気を開いていくきっかけの月になるでしょう。

◆土用の丑

今月は夏の土用ですね!
丑の日は、7/28(水)です。
美味しいうなぎを食べて、次の季節に備えましょう♪

以上、乙未月のみで見たポイントです。

ご自身の天中殺や運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方の参考にしていただけますと幸いです。

長文、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

感謝を込めて.

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いております。

今月の動向(2021年6月5日~7月6日)

今月(6/5~7/6)は甲午月です。

 

木性で陽の十干「甲(こうぼく)」と、

火性で陽の十二支「午(うまび)」が

組み合わさった干支です。

 

甲は大木、樹木を表し、

午は太陽や巨火、季節では真夏を表します。

そのため、甲午は「熱せられた真夏の樹木」

というイメージです。

 

甲午月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆無限の可能性への出発点

 

「甲」は十干のスタートを司り、

「草木の芽が殻を破って頭を出した象形文字」であり、

「旧体制が破れて革新が始まる」という意味になります。

 

一方「午」は、南方、陽の火性で季節は真夏です。

また、午には「逆らう」という意味もあり、

陽の気が下から突き上げて表に出ようとしている姿を現わしています。

 

これらのことから、甲午月は、今までの常識を打ち破って、

革新的な動きを意識することがポイントとなります。

 

硬い殻を破って、

エネルギーが大地から一気に天に向かって噴き出すような、

これまでの古い捉え方を捨て、新しい価値を創造していく月、

と意識すると良いでしょう。

 

しかも、かなり激しい変化になりそうです。

 

今までのスタンダードが終息を迎え、

長く続いたことはピークが過ぎ、衰退し始める傾向が強く出てきます。

それに代わった新たな価値観が台頭していくようになります。

この流れにビジネスモデルも個人の生き方も合わせていく必要があります。

 

世の中を見た時、今、まさに時代が変わろうとしています。

いえ、すでに大きく変わってしまったという方が適切かもしれません。

 

甲午には、福徳倍加といって財運が潜在していますので、

恐れず流れに身を委ね、他者にお尽くしすることで運気の上昇となります。

自分の利益やエゴを手放し、自分を他者に対して使うこと、

より多くの人にお尽くしすることで、福徳倍加が開花します。

 

それが、「世の中にまだない価値を生み出していく」ということであれば、

さらに甲午のエネルギーを活かしていくことができるでしょう。

 

 

◆他者のために尽くすことで運気があがる月

 

今月は、とにかく他者にお尽くしすることで、運気があがります。

しかしながら、同時にパートナーや身近な人たちとの間で反目反発が起こりやすい、

という矛盾もあり、注意が必要になります。

 

反目反発とは、立場の違い、見てる世界の相違、多様な価値基準、

といったものがきっかけとなり、

すれ違いや分かり合えない結果を生み出してしまいます。

たとえ目的が一緒だったとしても。

 

ここで大切にしたいことは、格差をつけたり、

差別区別をしない視点・感覚を持つことです。

 

自分を守らなければ、という守備本能が働くと、

つい敵か味方かに分けたくなります。

自分の考えが正しい、と固執してしまうと、

つい違った意見に対して、間違っている、と感じてしまうものです。

 

まずは、自分の「正しさ」を手放して、

自分の世界の中での「善悪」をも手放すことです。

 

一言で「手放す」と言っても、

それは、なかなか難しいことのように感じるかもしれません。

 

ですが、自分の正しさや善悪の価値判断を手放してみると、

周囲の人に対してだけでなく、自分に対しても寛容寛大になれるものです。

 

思わず反目してしまっていた相手のことが

今までとは違って見えてきたり、

今まで許せなかった自分の一部分に寛容になり、

新たな物事の見方・感じ方ができるようになるかもしれません。

 

そのようにして、規定の枠を壊し、

新たな可能性を見ることができるようになるのです。

 

世界平和は家庭平和から。

家庭平和は自身の心の平和からなのです。

 

◆知識、見識、胆識

 

前述でも触れましたが、甲午は「熱せられた真夏の樹木」です。

真夏の樹木に必要不可欠なものといえば、「水」です。

しかも、熱せられた真夏ですから、その「水」は

やはり、真夏のスコールのような雨であると理想的なのです。

 

この学問で「水」は知徳本能を指します。

つまり、学問、勉強です。

 

大人になってからの学問とはどんなものでしょう。

帝王学では現実社会を生きていくために、

「知識、見識、胆識の」三識の大切さを説いています。

 

「知識」とは、それぞれが生業としている分野の専門知識に加えて、

政治と経済の知識のことを言います。

 

そして、心の次元を高めるための「知恵」も含まれます。

知恵とは「恵まれしを知る」事です。

すなわち「自分の足元にある、恵まれている事に気づく」事です。

身近にある宝の存在に気づく事、それこそが知恵なのです。

 

奇抜なアイデアや企画だけではどうしようもなく、

自分の足元に既にあった貴重な宝に気づき、実際に活用することで、

活かされるのです。

 

「見識」とは、物事の本質を見通す優れた判断力のことです。

複雑に入り組んだ現実社会の問題を解決するためには、

必要不可欠なものです。

 

それぞれの人生体験を通して得た知識と知恵が、

その人の人格、品性を通して「見識」となり、直感が冴えるようになります。

 

「胆識」とは、ものごとを実行するうえでいかに腹が据わっているか、

度胸が据わっているかです。まさに、「肝が据わる」という感じです。

 

 

これら三識を含めた人類の叡智を、いかに他者のために使うのか?

他者に尽くしてこその「甲午」ですから、

水(学)を得たら、周囲にその恵みを流すことで運気がますます上がっていきます。

 

 

以上、甲午月のみで見たポイントです。

 

ご自身の天中殺や運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよい在り方の参考にして頂けますと幸いです。

 

長文お付き合い下さり、ありがとうございます。

 

感謝を込めて

 

※掲載にあたっては、お師匠様の許可を得ているものです。

 

今月の動向(2021年5月5日~6月4日)

今月(5/5~6/4)は癸巳(きすいのみ)月です。

 

水性で陰の十干「癸(きすい)」と

火性で陰の十二支「巳(みび)」が

組み合わさった干支です。

 

癸は 雨、露、小川、真水を表し、

巳は灯火、季節では初夏を表します。

 

そのため、癸巳は「長く清らかな初夏の小川」

というイメージです。

 

 

癸巳月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆見えないものを見ようとする

 

癸巳月は、水と火の組み合わせです。

 

「長く清らかな初夏の小川」

と自然現象のイメージで表現すると、穏やかな光景が浮かんできます。

しかし、実は最も神聖なものである「火」と「水」が

激しくぶつかりあっている状態でもあるのです。

 

さらに深く見ると、「火」の上に座している「水」という

自然界ではありえない事象が、この癸巳なのです。

自然界ではありえない「異常」な状態ともいえます。

 

今月は、ずば抜けた直観力と霊力が冴えわたり、

「異常性」に磨きがかかる月となります。

 

「異常性」は精神面においてみると、

凡人には真似することのできない高尚な精神性といえます。

 

それは、見えないものが見える才能の有無ではなく、

インスピレーションが降りてくるのを待つのでもなく、

普通にしていたら自分には見えていないはずのものを、世界を、

見ようとするかどうかなのです。

 

感性が研ぎ澄まされ、精神世界を身近に感じられる今月、

大切なのは結果ではなく、姿勢です。

 

感性を磨きあげ、直感を信じて前へ進む、

そんな今月にしたいですね。

 

 

◆一般社会通念の外側へ

 

今月は、ありえないことをすることで

大成功につながると言われています。

 

ありえないこととはなんでしょう。

 

常識の範囲外、世間一般でよしとされていることとは異なるアプローチ、

これまでの自分の正しさの外側にあるもの、等々。

 

いずれにおいても、不安定で不確かさがつきまといます。

 

また、見方を変えれば、現状を別の視点で捉えることができる

チャンスでもあるのです。

 

親子関係がうまくいってない、自分ばかりが損をしてる、

得るべき正当な対価を享受できていない、運がない、要領が悪い、

周りが思い通りに動かない、などなど。

 

これらの状況を、なんてラッキーで恵まれてるんだ!

とは、一般的にはちょっと言えないこと。

 

ですが、今月はこのようなことが成功への道へとつながるのです。

 

悪妻と一緒になったおかげで運が上がり社会的に成功する。

目上や力量のある人からのサポートがなかったおかげで、

結果うまくいく。

 

例えば、そんな非常識な因果関係が成立する月なのです。

 

嘆きや絶望の源だったものが、

幸せや大成功を形づくるピースに変わるのです。

 

物事は見方・感じ方・解釈次第です。

他の人が到底、進まない道から幸せを掴む生き方も素敵です。

 

 

◆「質濃く」生きる

 

癸巳月は、六十ある干支の中で最もしつこいとされています。

 

「しつこい」というのは「質濃い」と表現することができます。

文字通り、「質」が「濃い」のです。

 

とにかく、あらゆる事柄において、

深く深く探求していくと良いでしょう。

 

一般的な勉強、精神的な学問、料理の世界、

物作り、研究開発、野菜作り、ガーデニング、等々、

「質濃く」探求していくのです。

 

「しつこい」という性質の中には、

「神は細部に宿る」という言葉で表されるような

微細な、些細な違いや変化に気付き、発見する力があります。

 

 

あらゆる多くの研究や、前代未聞のチャレンジ、

どんな世界にも、この「しつこい」性質があって、

新しい発見や科学の進歩、新商品の開発といった

進化・成長を私達にもたらしているのです。

 

前述の精神的な閃きや規制の枠を超える在り方も

この「しつこさ」故に、起き得ることと思うのです。

 

実は、物事を成し遂げる際に、

「しつこい」という性質は大事な要素のひとつと言えるのです。

 

 

また、しつこさは、粘り強さ、記憶力の良さと表現することもでき、

人脈形成においても力を発揮します。

営業や接客といった人との関わりを持つビジネスでは、

顧客についての些細なことをよく覚えていて、

粘り強さがあれば、結果を出しやすいものです。

今月は、営業や接客業をしている方にとってチャンスの月ともなります。

 

一方で、気をつけなければならないのは、

その「しつこい」性質が人への恨みとして表出されてしまうときです。

 

 

恨みとは穏やかではありませんが、

恨みにまでなる背景には強い想いや感情があります。

 

信頼していた人に裏切られたり、

愛する者を奪われたり、

尊厳を踏みにじられたり、

大切なものを壊された時など、傷や痛みを抱えてしまうのです。

 

恨みの大きさは、想いの深さです。

 

深ければ深いほど、失った衝撃が大きくなります。

 

しかし、感情から生じるエネルギーを

どの方向に持っていくかは選択することができます。

 

 

実はこの「恨み」が大きな原動力となり得るのが癸巳月の面白いところです。

 

見返してやる!という下剋上的な、コンチクショーパワーに変え、

その衝動を伝達表現で芸術性に昇華するのか、

創造力で新しい価値を生み出すのか、あらゆる表出の方法があり得るのです。

 

それだけ、「恨み」のエネルギーは大きいのです。

 

前述に戻しますと、「恨み」のエネルギーは「想い」の深さです。

誰かを恨んでしまうというのは、それだけ多くの「愛」を持っているとも言えます。

それは誰かを何かを「愛する力」を人よりも多く所有しているとも思うのです。

 

あなたの「想い」の深さを「愛」から表現する、

そのような今月でありたいものですね。

 

 

以上、癸巳月で見たポイントです。

 

ご自身の天中殺や運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよい在り方の参考にして頂けますと幸いです。

 

長文読んで頂き、ありがとうございました。

感謝を込めて。

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を得ているものです。

今月の動向(2021年4月4日~5月4日)

今月(4/4~5/4)は壬辰(じんすいのたつ)月です。

 

水性で陽の十干「壬(じんすい)」と、

土性で陽の十二支「辰(たつど)」が

組み合わさった干支です。

 

壬は大海、大湖を表し、

辰は山岳、湿った土を、季節では晩春を表します。

 

そのため、壬辰は「春の大湖」 というイメージです。

 

壬辰月のポイントは以下の通りです。

 

◆竜の雲を得る如し

 

今月は、とても運の強い月となります。

 

六十花甲子(全ての干支)中、最も粘り強い質をもっています。

その為、世の中がいかなる変転変化の中にあろうとも、

自分の軸をぶらさず、粘り強さをもって、コツコツと積み重ねることができ、

突き抜けた成功を果たす大チャンスの月となります。

 

最大のポイントは、「仕事」をすることです。

 

しごとをする、はたらく、その定義や表記する漢字は様々ありますが、

帝王学では、傍(はた)を楽にするという観点が、最もぴったりするように感じます。

 

身近な大切な人を想い守り、時には救いの手を差し伸べ、

周囲が暗い雰囲気であろうとも自ら明るさをもたらす存在として輝き、

その存在感から人が集まるようになっていく。

人が集まってくると、世に新しい価値の創造をもたらすアイデアや閃きが起き、

ついには新しい世の中へ発展をもたらす社会貢献につながるのではないかと考えます。

 

一般的に仕事をするためには、

知識や技術、能力といったものが必要ですし、

大きな力がないと他者を救うことも変革することも難しい、

と想われがちです。

 

本当にそうでしょうか。

 

今日まで生きてきた過程で、それがどんな人生であったとしても、

私たちは悩み、傷つき、苦しみ、もがいた数々の痛みがあります。

そして、結果として失敗だったという経験の積み重ねがあります。

 

それが不安や恐れ、後悔という感情で現れることもあるでしょう。

しかし、人に寄り添い、想いを馳せ、他者を救う力に変えることもできるのです。

 

あなただけが気付くことができる痛みや傷があります。

あなただけが寄り添うことのできる痛みや傷があります。

あなただけが癒やし、救うことができる痛みや傷があるのです。

 

どんなに小さな翼であっても、

どんなに頼りない爪であっても、

どんなにか細い躯体であっても、

あなたを待っている誰かのために。

その誰かを「楽」にしてあげるために。

 

運は味方してくれています。

見るべきものは可能性だけです。

 

飛龍昇天が如く、傍を楽にするために強運を味方につけましょう。

 

 

◆芸術的な知的好奇心を

 

壬辰月は運の強さに加え、芸術的才能も発揮されます。

 

現実のドロドロした世界からは一歩後退し、

離れたところから眺める、

そんな芸術家的な視点でものごとを見るのに良い月です。

 

壬は水性です。

 

ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。

 

水はその場にとどまると腐りますので、流れ続けることが大切です。

 

流れ続ける、というのは常に動くことですが、

今月は培った知性を仕事で発揮し、芸術に昇華させる、という流れが理想的です。

 

芸術に触れる際に、画力やセンスや審美眼は

必ずしも必要なものではなく、

もっとも大切なのは「感じる」力と考えます。

何かに「感動」する力がなければ、芸術的感性も磨かれません。

 

また、芸術的感性には

これまでの常識や価値観を疑う、見つめ直す、

違う次元で捉えてみる、といった側面もあります。

 

壬が司る破壊と創造。

 

今月、あなた独自のアート領域が展開されるかもしれません。

 

正解はありません。

 

言葉で、感性で、在り方で、感じ表現すればいいのです。

 

 

◆制約を喜びとする

 

これから新しい世界を切り開かんとする時、

ルール、慣習、常識、家庭、組織、地位などは、

時に足かせとして感じることがあるかもしれません。

 

組織人でなければ、学校がなければ、家庭がなければ、

都会に住んでいれば、田舎に住んでいれば、海外に住んでいれば、

子供がいなければ、親の面倒を見なくてよければ、

お金があれば、私にもっと力があれば…。

 

普通に考えるとそれらは不自由さの象徴なのですが、

壬辰月は、制約が多い不自由な環境でこそ、

見事な伸びを見せていきます。

 

大きな成功のための代償は、大きな「制約」である、

というのも帝王学的な真理です。

 

恵まれた環境や才能で花開くのではなく、

人生における不自由さを味わうことが、成功要因につながるのです。

 

「制約」が多い人生とは、

それだけ、守るべきものが多い人生といえます。

守るべきものが多い、ということは、

それだけ「器(うつわ)」が大きいということなのです。

 

注意するべき点は、その制約を手放したくなった時です。

大きな成功もいらない代わりに、制約から解放されたい。

 

そのような時は、もちろん逃げてもいいし、手放してもいいのです。

 

「制約」が多ければ多いほど、逃げたくもなるでしょう。

ですが、もう一度、立ち止まって考えてみてほしいのです。

 

なんのために生きているのか?

私の夢は何か?

私の想いは?

私の今世の生きる目的は?

 

「制約」が多ければ多いほど、あなたに任された「役割」も多く、

尽くすべき人たち、守るべき人たちも多くいる、ということなのです。

 

「制約」こそが、成功への王道であることを

もう一度、思い出してみてください。

 

 

◆土用の丑

 

今月は春の土用です!

 

丑の日は、4/23(金)です。

 

スタミナのつくものを食べて、熱い夏に備えましょう♪

 

以上、壬辰月のみで見たポイントです。

 

ご自身の天中殺や運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよい在り方の参考して頂けると幸いです。

 

長文、お付き合いくださりありがとうございました。

 

愛と感謝を込めて。

 

※掲載にあたっては、お師匠様の許可を得ているものです。

今月の動向(2021年3月5日~4月3日)

今月(3/5~4/3)は、辛卯月です。

 

金性で陰の十干「辛(しんきん)」と、

木性で陰の十二支「卯(うぼく)」が

組み合わさった干支です。

 

辛は小石、宝石を表し、

卯は草花、蔦、苔を、季節では仲春(旺春)を表します。

 

そのため、辛卯は「鋭利に輝く春の宝石」というイメージです。

辛卯月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆自立創家の機運

 

 

辛卯は、草木(卯)の根が、鋭い小石・宝石(辛)で切られている状態です。

 

草の根が芽を出そうとしても小石が邪魔になって芽を出せないことから、

親や上司に頼らず、自らが初代(創設者)となる生き方を良しとします。

 

 

先月(庚寅)からの新時代のスタート期を経て、

いよいよ自ら始めていくのに最適な、

草木にとってまさに春の極みを謳歌する時期の到来となります。

 

 

しかし、せっかくの春ではありますが、

今月は自立創家の運気、つまり初代運ですから、

目上(親・上司・先達)に頼らず自力で立ち上がらなければなりません。

 

 

それは、人によっては、とても厳しく険しい道のように感じるかもしれません。

目上に頼り難いというのは、なんとも心細い気持ちになるかもしれません。

 

 

しかし、目上の力を借りずとも、自らの力で立ち上がらんとしたとき、

本当に自分自身の力で人生が動き始めるとも思うのです。

 

 

それは、人生の中で、とても心地の良い瞬間になるかもしれません。

 

 

さて、そうはいっても自分一人では限られた範囲でしか考えられないものです。

自分が知っている領域の、

局所的な視点、狭い視野、低い視座では心もとありません。

 

 

そんなときは、あらゆる視座を持って、

あらゆる立場から物事を考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

経営者の視点、男性の視点、女性の視点、夫の視点、妻の視点、子供の視点、

40代主婦の視点、50代管理職の視点、後期高齢者の視点、億万長者の視点等々。

 

 

自分自身の体験・経験は限られていますが、

あらゆる人の立場に立って考えてみると、

思いもよらなかったアイデアが浮かんできたり、

新しい時代を生きるヒントが浮かんくるかもしれません。

 

 

 

 

◆お人好しのその先へ

 

 

今月は、何故か人に頼られる、人の相談にのることが増える、

あるいは、人からこっそり秘密を明かされる、

といったことが増えるかもしれません。

 

 

そのようなときは、とにかく、

損得を考えずに目の前の人の心の声に耳を傾けてみましょう。

辛卯月は自分の事は置いておいても人の面倒をみることで運気を味方にします。

 

 

先ほども記述したとおり、目上には頼り難い運気ではありますが、

逆に、何故か、人に頼られ、人が集まってくる、

という運気も持ち合わせています。

 

 

それは、あなたの魅力に惹かれて、頼って集まってくる方達なのです。

 

 

どんなに、メリットがないと感じるような相手であっても、

ここは誠心誠意を込めて、お世話をし、お尽くしするべきです。

 

 

たとえ、後々、だまされたり、裏切りにあったとしても、

それでも、相手にお尽くししたという徳は積み上がっていくものなのです。

 

 

我がごとは後に回し、目の前の人にお尽くしする姿は、

誰が何を言わなくても、必ずどこかで誰かが見ているものなのです。

 

 

 

しかし、本当に気をつけなければならないのは、

自分では相手の為を思ってやっていることが、

かえって相手を傷つけてしまう、という時なのです。

 

 

相手の為と思いながら、実は自分本位であったり、

限度を超える関わりであったりすると、

かえって相手を傷つけることにもなりうるからです。

 

 

善意からの行動であったとしても、正しいことを伝えたとしても、

相手の立場に立ち、その不安と痛みに寄り添わなければ、

ただの自己満足になってしまいます。

 

 

そうならないためにも、

やはり、ここでも目の前の方の立場を考えて、

その方の背景に想いを馳せて、慎重に丁寧に言葉を紡ぐことです。

 

 

たとえ、その言葉が芯をつくものでなかったとしても、

誠実に真摯に関わらんとする、あなたの姿勢そのものに

心が響くことがあるのです。

 

 

ポイントは、解決策をだすことではなく、

どれだけ相手のことを考えているか、ということなのです。

 

 

さらに聡明な辛らしさを発揮するならば、

自分自身を俯瞰してみる、もうひとつの視点を持ってみてはいかがでしょうか?

 

 

自分自身を第3者の視点で見てみるのです。

 

 

そのようにしてみると、

その行為が本当に相手のためにやっているのか、

どこか自分のエゴでやっているのか、が分かるかもしれません。

 

 

凛として、心配りのできるお人好しは、人を惹きつけ、

人の心を掴み、やがて人を巻き込み、大きな推進力となることでしょう。

 

 

 

◆一流のものへの物欲が増してしまう

 

 

今月は辛卯月ですが、あらためて、辛(しんきん)は宝石です。

 

 

今月は、何故か、一流の物を身につけたくなる気持ちになるかもしれません。

それは、宝石とは限らず、ブランド物のバッグや時計、

洋服といったあらゆる物に気持ちがいってしまう可能性があります。

 

 

世間で3月というのは、

一年の締めくくりにあたる年度末とされていることも多いですね。

 

 

そのような時に、一年間頑張った自分へのご褒美として、

極上の物を1点だけ購入する、というのは、とても微笑ましく感じるものです。

 

 

ですが、今月注意頂きたいのが、いくつもの一流の物に目がいきやすい、

という点なのです。

 

 

一流の物も、一点豪華主義のように、密かに楽しむ程度なら問題ありませんが、

複数となると、バランスをとるのは難しくなるものです。

 

 

複数の一流の物を品良く着こなすには、それなりのセンスと経験が必要かと思われます。

一人の人の中に個性の強い物、自己主張する物が複数上塗りされているような感じです。

 

 

複数の一流品に目がくらんでしまったとしても、

そこはどうか1点に的を絞ること。

 

 

そして、辛の宝石は、自分自身であることを思い出してみてください。

 

 

宝石であるあなたに、複数の一流品の上塗りは必要ないのです。

 

 

以上、辛卯月のみで見たポイントです。

 

 

ご自身の天中殺や運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらをより良く生きる在り方の参考にしていただけますと幸いです。

 

※掲載にあたっては、お師匠様の許可を頂いているものです。

 

長文、読んでくださり、ありがとうございました。

 

感謝を込めて

今年の動向(2021年2月3日~2022年2月3日)

今年(202123日~202223日)は辛丑年です。

 

 

金性で陰の十干「辛(しんきん)」と、

土性で陰の十二支「丑(うしど)」が

組み合わさった干支です。

 

辛は宝石、宝玉、小石、砂利などを表し、

丑は晩冬の田園、平地、畑を表します。

 

そのため、辛丑は晩冬の土に埋もれた宝玉、宝石を意味します。

間もなく春を迎えようとする、雪解け間近の土の中に埋もれた

宝玉、宝石(まだ原石で磨かれていない状態)というイメージです。

 

過去3年間の大きな激しい時代の変化の流れが終わり、

暖かな春を目前にした希望の年となります。

それでもなお、季節は晩冬にすぎませんので、

まだまだ土は雪解け間近のべちゃべちゃな状態です。

その中に、まだ磨かれていない宝石の原石が眠っているのです。

 

辛丑年のポイントは以下の通りです。

 

 

◆「辛は「新」なり」と「丑は「紐」なり」

 

 

昨年、私達は、世界全体が大きく激しく変転変化する様を体験しました。

変化には「痛み」がつきものです。

多くの方が少なからず、痛みや傷を感じたことと思います。

その痛みや傷は声にならなかったかもしれません。

自分よりも大変な状況で、辛く苦しむ人たちがいるだろうから、

こんなことで不平不満を言っていられない、と気持ちを抑え込み、

言葉にできなかった傷や痛みを抱えてしまったことでしょう。

どうか、その傷や痛みに対し、愛や慈しみの眼差しで、

見て、感じて、接してみてください。

今年の「丑」は、優しさや思いやりといった「愛」でくるむような、

温かみのある干支なのです。

 

 

この学問では「辛は「新」なり」という言葉があります。

昨年までの時代の大きく激しい変転変化をくぐり抜け、

新しい状態に生まれ変わる様を示しています。

世にある様々な万物が、いったんは縮んで、

あらたまり、秀でた芽が新たに芽吹いていくのです。

そのとき現れてしまった矛盾や腐敗といった負の遺産を

鋭利な小刀で切除し、より本質を浮き彫りにしていきます。

過去に築き上げてしまった負の慣例や慣習といったものも、

圧倒的なパワーをもって、破壊し再生する時期でもあります。

 

 

また、この学問では「丑は「紐」なり」という言葉があります。

どんどん芽生えてくる秀でた新芽達は、

それぞれ伸びる方向がバラバラで、複雑に折れ曲がったりしています。

その新芽達を、「丑」の「紐」で優しく丁寧に縛ってあげることで、

新芽が伸びていく方向をそろえ、まとめて繋げることができるのです。

 

 

こういったことから、今年もまだまだ変転変化が続きそうです。

とはいえ、その変化は新しい時代の幕開けのような、

古い時代の夜明けのような、目の前には希望の光がぼんやりと見えている状態です。

生まれ変わったばかりの新しい時代は、まだまだ「赤ちゃん」なのです。

赤ちゃんを抱くときのように、「優しさ」で包んでいくことが今年のポイントです。

愛と慈しみをもって、あたたかな心持ちで変化を受容れることで、

新しい時代を育んでまいりましょう。

 

 

◆「牛も千里、馬も千里」

 

 

早くても遅くても、上手くても下手であっても、

結局は同じところに到達する、という例え。

牛がゆっくり歩いても、馬が早く走っても、

結局は千里の道は千里で、同じ目的地に辿り着くのです。

 

 

2021年は辛丑年です。「丑」は晩冬で、その土は泥濘(ぬかるみ)です。

泥濘で焦ってしまうと、足をとられて沈み込み、

「辛」の宝玉がますます土に埋もれてしまいます。

こういうときは、焦らず、急がず、じっくり、どっしりと構えることが肝要です。

 

 

「牛も千里、馬も千里」が如く、

必ず同じ目的地に着くのだから、焦らず、他者と比べず、

自分らしく生きること、そうすることで、今年は運気が伸びていきます。

 

 

また、ミヒャエルエンデが描いた「モモ」という童話をご存じでしょうか?

時間どろぼうが盗んでいった時間を取り戻すために、

モモと一緒に戦うのが、カシオペイアという名の「カメ」なのです。

カメの歩みでなければ、気付けない大切なこと、を見逃さないのです。

この童話では「牛」ではなく、「カメ」ですが、

丑年である今年は、こんなゆっくりとした歩みだからこそ、

気付ける大切なことを見逃さない、そんな年にしていくと良いでしょう。

 

 

◆集団意識と一人の時間のメリハリを

 

 

辛丑年は、品格と聡明さを併せ持った年でもあります。

その品格と聡明さは、仕事や学業といった公の場で

発揮すると良いでしょう。

また、「辛」には、目的意識、役割意識といった意味もあります。

目的意識をはっきり持った知的集団の中で自分の役割を全うする、

そのように過ごすと、今年は大きく飛躍することでしょう。

 

「辛」の聡明さや品格を磨いていくには、美しい言葉を選ぶことから始まります。

言葉は「言霊」であることを意識するのです。

美しい言葉を意識的に選んでいると、美しい生き方になります。

美しい生き方をしていると、また、美しい生き方をしている友と出会えます。

そのように結ばれた友が集まって集団をつくり、

美しい世界に向かうようなハッキリとした目的を持つことです。

始まりの年でもある今年は、新しいチームやグループを形成していくチャンスでもあります。

 

また、「辛」は宝玉、宝石ですが、まだまだ原石です。

知的好奇心で思考を刺激し、己を研鑽していくためには、

一人の時間をもつ、ということも大切になっていきます。

一人の時間があると、自分の内側を見つめる機会にもなり、

より本質的な理(ことわり)を見いだすことができるでしょう。

 

つまり、今年は、「集団」と「個人」の時間にメリハリをつけて行動することが鍵となります。

懇親会では、1次会でパッと済ませ、2次会、3次会まではいかない、といったことや、

今年もますます家族で過ごす時間が増えますが、

その中でも、自分一人の時間を作るように工夫していくことです。

一人の時間が、まだ原石である宝石に磨きをかけていくのです。

 

以上、辛丑年で見たポイントです。

 

ご自身の天中殺や運気など、個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてより良く生きる在り方を探求し、良き一年をお過ごしくださいますように。

 

 

※掲載にあたっては、お師匠様の許可を頂いているものです。

 

長文読んでくださり、ありがとうございました。

 

感謝を込めて。