算命学/陰陽五行論の学びは6年目になりますが、
毎年、年末年始に欠かさず、必ず提案されることがあります。
それは
「両親に感謝の気持ちを伝えること」
年末年始は実家に帰省したり、家族が集ったりする場面が多いかと思います。
そのときに、ぜひ対面で、両親に「ありがとう」と伝えるのです。
(なんらかの理由で電話になっても大丈夫です。)
それは、「産んでくれてありがとう」かもしれませんし、
「今まで育ててくれて、ありがとう」「生きていてくれて、ありがとう」
かもしれません。
何かをしてもらったことへの、感謝やお礼、
というよりも、存在そのものに「ありがとう」と伝えるのです。
私は、この学問を学び初めて、毎年のように年始に感謝を伝えています。
最初の頃は気恥ずかしさがあったものの、
毎年、定番になってくると、あっさりと言えるようになりました。
受け取る両親の方も、わりとあっさりしたものです。
たとえ、あっさりした恒例の挨拶になってしまったとしても、
生きているあいだに感謝の気持ちを伝え続けて、
本当に良かったと思うときがくる。
そのことだけは確かなのだと思います。
もし、何らかの理由で片親の方は、その親御さんに伝えれば良いですし、
両親共、すでに他界している場合は御霊に感謝の気持ちを伝えれば良いのです。
これをすると、新年が始まった気持ちになります。
そして、暖かい優しい気持ちで新年をスタートすることができると思います。
親への感謝の気持ちを伝えると、
自ずと自分自身への感謝の気持ちもわいてきます。
この世に生まれて、これまで一所懸命生きてきた自分へ
ただ今この瞬間を精一杯生きている自分へも
自然と感謝しているようになるのが不思議です。
親子のご縁はそれほどに濃く深いものなのですね。
それでは、みなさま、良い年をお迎えください。