今月(3/6~4/4)は丁卯(ていかのう)月です。
火性で陰の十干「丁(ていか)」と、
木性で陰の十二支「卯(うぼく)」が
組み合わさった干支(かんし)です。
丁は灯火やロウソクを表し、
卯は草花、季節では仲春(旺春)を表します。
そのため、丁卯は
「春の灯火」
というイメージです。
丁卯月のポイントは以下の通りです。
◆諸行無常を生きる
ものごとは常に変化を繰り返し、ひとつとして同じ状態のものはありません。
お金、名誉、人間関係、自分自身といったものから、
うまくいっているこの状態も、今感じている幸せも、
すべては移り変わっていくのが世のことわりです。
しかし、現状を維持したい、
この幸せがずっと続いてほしいという思いは執着となり、
苦しみを生じてしまいます。
苦しみにとらわれないためには、
ものごとは絶えず変化するものなんだということを
受け入れることができるかどうかにかかっています。
そして、ただ変化していくのを見ているのではなく、
自分の枠を超えて、自ら変化をつくりだすことを意識すると、
あらゆる意味で、より成功しやすい月となります。
卯月は出会いや別れの多い季節です。
変化を肯定的に味わっていきましょう。
◆何もしないをしない
「何もしないをしてるんだよ」とは、
某テーマパークのとあるクマさんのセリフで、
それはそれで可愛いのですが、
帝王学的には、成功の反対は失敗ではなく、
何もしないことと定めています。
熟考を重ねて何も行動しないよりは、
15分考えたらとにかく行動することです。
行動すると必ず何かしらの結果が得られ、
どのような結果であっても体験が残ります。
そして、食べ物が人のからだをつくるように、
人生における体験が人間力を養います。
どのような体験を自分に与えていくかを意識して過ごしていきましょう。
◆不自由の中の自由を楽しむ
一見、煩わしい、縛られていると感じているものの中にも
自由を見ることができます。
いや、むしろ不自由さの中にしか自由は見出せないのかもしれません。
暗闇の中でこそ光は輝きを放ち、
不幸せの中にこそ幸せはその価値を増していくものです。
そして、今、目の前にある不自由さの枠組みは、
その源泉を自分にあると受け止めることができた時、
自分自身の変化によって改善されていくことでしょう。
他人任せではなく、自分がコントロールする意識を持つことです。
以上、丁卯月のみで見たポイントです。
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただければ幸いです。
感謝を込めて