今月(10/8~11/7)は甲戌月です。
木性で陽の十干「甲(こうぼく)」と、
土性で陽の十二支「戌(いぬ)」が
組み合わさった干支です。
甲は大木を表し、
戌は晩秋の乾いた土を表します。
そのため、甲戌は「落葉の樹木、秋山の木」
というイメージです。
甲戌月のポイントは以下の通りです。
◆体力の消耗に注意
甲戌月は、肉体的に疲れやすくなります。
体力が課題となりますので、エネルギーの消耗に気をつけましょう。
反面、学問や芸術、哲学世界においては、独自の領域を発揮できます。
今年は、スポーツの秋というより、芸術の秋を楽しむとよいかもしれません。
とはいえ、運動をしないほうがいいということではありません。
甲戌月は、 あたたかさを加えることで運気が上がります。
運は動より生ず。
健康のためにも、運気上昇のためにも、体を動かすことは大切です。
やりすぎるとエネルギーが枯渇して動けなくなりますので要注意です。
運動以外でも、温かい飲み物を飲んだり、湯船につかるなど、
体を冷やさない工夫を心がけてみてください。
◆きっかけづくりを
今月は、物事を始める『きっかけ』づくりやスタートに関わると良い月です。
頭の回転が速くなるので、初期段階でのトライ&エラーを試す機会にしても。
みんなで一緒にやるのではなく、ひとまず一人でがむしゃらに動くところ
から始めるのがのが吉です。
成功の反対は失敗ではなく、何もしないこと。
変転変化が求められるこの時代に、
まだこの世にない価値が生まれる月になるかもしれません。
◆秋を美味しく楽しむ
前述の「あたたかさ」の加え方を、伝達本能である火性(鳳閣星・ 調舒星)の
観点で捉えると、旬の食べ物を美味しくいただくことや、
秋独特の繊細な季節のうつろいを楽しむこともよいと解釈できます。
今月は秋の土用で、丑の日は31日(木)です。
季節の変わり目で、体力に課題の出やすい月ですので、
鰻などのスタミナのつくものを食べるのはとてもおすすめです。
さらに、いつもとは違った秋を堪能するプランを
立ててみるのもいいかもしれません。
以上、甲戌月のみで見たポイントです。
ご自身の天中殺や個人の運気など、
個人の宿命によってテーマは変わってきますが、
これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただければ幸いです。
長文読んでくださり、ありがとうございます。
感謝を込めて。