今月(4/5~5/5)は丙辰(へいかのたつ)月です。
火性で陽の十干「丙(へいか)」と、
土性で陽の十二支「辰(たつど)」が
組み合わさった干支です。
丙は、太陽・大きな炎を表し、
辰は、山岳や湿った土、季節では晩春を表します。
丙辰は「この美しい世界を照らす春の太陽」
というイメージです。
丙辰月のポイントは以下の通りです。
◆考動力に磨きをかけて
丙辰は、太陽が陽気最大となる真夏の天頂に向かう様を表します。
時刻でいうと午前10時~12時、とても勢いのある太陽、
転じて運気も勢いのある月といえます。
この運気を活かすポイントは「知性」と「行動」です。
よく学び、よく動く、その過程で周囲の人にお尽くしする。
冷静さと知的さに加え、やさしさをも内在していますので、
人にやさしく、人にお尽くする、ですね。
六秀(りくしゅう)という別名を持つところから、聡明さが輝きます。
さらに、知的好奇心と行動力を加えることによって、
自身の才能が大きく花開き、多くの人から望まれる人となりになるでしょう。
思考と行動、どちらも欠かさない考動力を磨くことがカギとなります。
そして、その活躍の場はプライベートにとどめるのではなく、
仕事や学校といったパブリックの場で発揮することが
運を開花させるポイントになります。
一点注意することは、
勢いがある時は、聡明さが仇になる場合があります。
聡明さが故、相手の悪い面ばかりに目がいってしまう、
そんなときは、言葉を慎重に選び、
言動行動に品位さが欠けていないか、を意識をしてまいりましょう。
美しき世を余すところなく照らす光である太陽、
太陽で自身であるためには、やはり美しくありたいものです。
◆中和を保つ
丙辰月は、勢いがあるだけではなく、
とてもバランスのとれた時期といえます。
つまり、中和が保たれた状態です。
性格や感情、性質などがかたよらず調和のとれている状態です。
勢いとしての強いエネルギーを持ち、かつバランスがとれていることは、
ものごとを始める、動かしていくのに最適な月なのです。
多くの企業や学校が年度初めである今月。
スタートダッシュに適した運気であるともいえます。
ただし、注意点もあります。
バランスのよいものというのは、それ自体になんの問題もありませんが、
崩れる要因をとても嫌うのです。
それは、環境であったり、人であったり、自分の内面であったりします。
極端にかたよると、バランスは崩れてしまいます。
そこで、大切なのは、自分を見失わずに、
自分が今どのような状態なのかを知ることです。
つまり、自分だけの時間をつくること。
新しい年度の始まりというのは、なにかと忙しくなりやすいですが、
だからこそ、少しの時間でも自分と向き合う機会を意図的につくりましょう。
心にゆとりのスペースを空け、メリハリをつけることが、
陰と陽のバランスをとることになります。
◆信じてみる
今月は、目的をしっかりと持つことで、何者にも負けない力を発揮していきます。
自分の夢や希望、目標を大きく持つ生き方で、人生が開いていきます。
普段、あまり目標を立てる方ではない、
という人も、今月は思いっきり、自分の想いに耳を傾けてみてください。
あなたはどんな夢を持っているのか。
あなたの小さかった頃の夢はなんだったのか。
あなたを幸せにすることはなんなのか。
あなたは本当はどうしたいのか。
こういった問いにじっくり向き合ってみる。
そして、諦め欠けたことを思い出したならば、自分が本当にやりたかったことに着手する、
これもまた、丙辰月はスタートにぴったりの月なのです。
そして、掲げた夢や目標が必ず叶う、とまずは信じてみることです。
自分を幸せに出来るのは自分だけなのです。
春の陽気を存分に吸い込んで、大きな夢を明るく楽しく描いてまいりましょう。
◆土用丑の日
今月は春の土用です。
丑の日は、4/25(火)です。
鰻を食べて、元気に夏を迎えましょう♪
以上のことを意識して、丙辰の運気に乗り、
スタートダッシュの年度初めにしていきましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
個人の宿命によってテーマは変わりますが、
生き方・在り方を探究する参考にして頂けたら嬉しいです。
※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。