今月の動向(2019年6月6日~7月6日)

今月(6/6~7/6)は庚午月です。

金性で陽の十干「庚(こうきん)」と

火性で陽の十二支「午(うまび)」が組み合わさった干支です。

庚は鉄、岩石、斧を表し、午は太陽、巨火、季節では真夏を表します。

そのため、庚午は「真夏の鉄、溶鉱炉の金」というイメージです。

庚午月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆自分と向き合う

 

庚(金)は鍛えられることによって本来の役割を果たしていきます。

金属は熱せられ叩かれて刃になり、人の役に立つことができるのです。

庚午月は、精神的な試練が強く与えられる可能性があります。

自分の生き方・人生の目的を探究していくことで運が伸びていきます。

私の使命は何か?

私の生きる喜びは何か?

自分と向き合うことは、時として痛みをともなうものです。

 

今月、苦労は多くなるかもしれませんが、

知的な方面に活躍をすると、地位を得るとも言われています。

主体的な行動が道を開いていきますが、

つい攻撃性や気の強さも出やすくなります。

一つひとつ丁寧に心配りをしながら前進するとよいでしょう。

 

 

◆明るく楽しく美しく

 

帝王学の格言には「苦しい時こそ笑いなさい。微笑みなさい。」とあります。

孤独やツラさがあっても表面に出さず、それどころかむしろ笑顔でいるのです。

そうすることで、結果、周りの人も楽しませ、明るくし、

肯定的なエネルギーを振りまけば、

豊かな人間性を形成していくことになるでしょう。

 

今月は陽の火性が組み合わさった月なので、

特に笑いや楽しさを与えることを意識するとよいでしょう。

ユーモアはyou more、あなたをもっともっと輝かせるはずです。

庚午には美しさも内在しています。

夏の陽気にまかせてはしゃぐのではなく、

知性や気品といった内面からの美しさも磨いていきましょう。

 

 

◆異性に注意

 

夏は開放的な気持ちになりますが、

今月は異性を見る目がちょっと曇ってしまうかもしれません。

恋愛は勢いも大切ですが、冷静さも大切です。

季節がら、開放的になりすぎてしまう、という方は、

第三者の意見を聞くことをオススメします。

恋愛に限らず、庚午は他者の力を借りることで運が伸びることも。

信頼できる人に意見を求めてみるのもひとつです。

 

以上、庚午月のみで見たポイントです。

 

 

ご自身の天中殺や個人の運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよく生きて頂ければ幸いです。

 

 

読んで頂き、ありがとうございます。

 

感謝を込めて

今月の動向(2019年5月6日~6月5日)

令和元年の初月(5/6~6/5)は、己巳月です。

土性で陰の十干「己(きど)」と火性で陰の十二支「巳(みび)」

が組み合わさった干支です。

 

己は田園を表し、巳は灯火、季節では初夏を表します。

そのため、己巳は「夏の始まりの田園」というイメージです。

己巳月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆インプットとアウトプットのバランスを保つ

 

己巳は乾いた田園なので、水と火のバランスが大切となります。

近年アウトプットの重要性が叫ばれておりますが、

それはそもそもの知識と体験があることが前提です。

火性(伝達本能)を動かさずインプットメタボになってもいけませんが、

知識だけでなく、体験からの学びこそ本質的な学びなのです。

机上の空論に止まらせず、日々、実践していくこと。

体現者として、表現することがとても大切です。

今月は、特に習得本能(水性)と伝達本能(火性)

の両輪を動かすことがポイントです。

その際に、知識だけでなく、体験すること、

さらにそれを体現者として表現することを意識しましょう。

そうすることで、己巳月の強い運勢の波にのることができるでしょう。

波乗りには、やはりバランスが大切になってきますね。

 

 

◆目下の面倒を見る

 

己巳月は、目下となる部下や子どもへの関わりにおいて抜群の力を発揮します。

面倒を見ると一言でいってもその対象もアプローチも様々ですが、

まずは身近にいる大切な人に、

その人にとって「力」や「栄養」になるような

肯定的な言葉がけを意識しましょう。

「面倒を見る」ということには、精神的な要素が含まれています。

アドバイスや押しつけではなく、

相手が抱えている面倒ごとが少しでも軽くなり、

安心感や有り難さを感じるような寄り添い方をしたいものです。

 

 

◆自立独立の志を堅くして

 

今月は、目上からの援助があまり期待できません。

逆に言えば自立する絶好の機会でもあります。

志高く自分との約束を守り、粘り強くコツコツと積み重ねることが、

自信となり自立につながります。

 

一方で、自立独立を意識すると自分にベクトルが向きがちになります。

行き過ぎると、自己中心的になってしまう懸念も。

巳は火性であり、礼徳を表します。

親しき仲にも礼儀あり。

いかなる時にも感謝の気持ちを持ちましょう。

そして、その気持ちをしっかり相手の方に伝えることです。

お礼は大事です。令和だけに。

 

以上、己巳月のみで見たポイントです。

 

感謝を込めて

今月の動向(2019年4月5日~5月5日)

今月(4/5~5/5)は戊辰(ぼどのたつ)月です。

 

土性で陽の十干「戊(ぼど)」と、

土性で陽の十二支「辰(たつど)」が

組み合わさった干支です。

 

戊も辰も山を意味し、

戊辰が組み合わさると、

「悠々しい春の山岳」 となります。

 

戊辰月のポイントは以下の通りです。

 

◆源泉を自分におく

 

自分で選び、自分で決めていくことが戊辰月のポイントです。

機転がきき、頭の回転も速くなりますので、

独創的で新しいものを生み出しやすい時期ともなります。

自らの動きが小さくても、いろいろなものを引き寄せる力が高まります。

行動が大切なのはもちろんですが、知性を発揮する意識を持つとよいでしょう。

 

 

◆明確な目標を定める

 

目標や生き方を定めることができれば、

自身がもつ才能やエネルギーを最大限発揮しやすくなります。

まだ世の中にないもの、今後大いに発展していくような仕事、

まだ誰も手をつけていないような分野にチャレンジするチャンスです。

月の前半よりも後半に成果が出やすくなる傾向があります。

 

 

◆整理整頓する

 

戊辰月は雑多なもの、不要なものを溜めこむ傾向があります。

オフィスでも家でも意識的に整理整頓を心がけてください。

整理とは、いるものといらないものに分け、

いらないものを処分することです。

整頓とは、必要なものをいつでも取り出せるよう、

秩序だてて配置することです。

 

 

◆2019年春の土用丑の日は、4月22日(月)、5月4日(土)です。

 

今月は2回ウナギが食べられますね♪

運気を上げていきましょう!

 

 

以上、戊辰月のみで見たポイントです。

たとえ困難な状況であったとしても、

強い精神力で粘り強くコツコツと積み重ねて乗り越えれば、

得ることの多い月となるでしょう。

 

 

ご自身の天中殺や個人の運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただければ幸いです。

 

 

今月の動向(2019年3月6日~4月4日)

今月(3/6~4/4)は丁卯(ていかのう)月です。

 

 

火性で陰の十干「丁(ていか)」と、

木性で陰の十二支「卯(うぼく)」が

組み合わさった干支(かんし)です。

 

丁は灯火やロウソクを表し、

卯は草花、季節では仲春(旺春)を表します。

そのため、丁卯は

「春の灯火」

というイメージです。

 

 

丁卯月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆諸行無常を生きる

 

ものごとは常に変化を繰り返し、ひとつとして同じ状態のものはありません。

お金、名誉、人間関係、自分自身といったものから、

うまくいっているこの状態も、今感じている幸せも、

すべては移り変わっていくのが世のことわりです。

しかし、現状を維持したい、

この幸せがずっと続いてほしいという思いは執着となり、

苦しみを生じてしまいます。

苦しみにとらわれないためには、

ものごとは絶えず変化するものなんだということを

受け入れることができるかどうかにかかっています。

 

そして、ただ変化していくのを見ているのではなく、

自分の枠を超えて、自ら変化をつくりだすことを意識すると、

あらゆる意味で、より成功しやすい月となります。

卯月は出会いや別れの多い季節です。

変化を肯定的に味わっていきましょう。

 

 

◆何もしないをしない

 

「何もしないをしてるんだよ」とは、

某テーマパークのとあるクマさんのセリフで、

それはそれで可愛いのですが、

帝王学的には、成功の反対は失敗ではなく、

何もしないことと定めています。

熟考を重ねて何も行動しないよりは、

15分考えたらとにかく行動することです。

行動すると必ず何かしらの結果が得られ、

どのような結果であっても体験が残ります。

 

そして、食べ物が人のからだをつくるように、

人生における体験が人間力を養います。

どのような体験を自分に与えていくかを意識して過ごしていきましょう。

 

 

◆不自由の中の自由を楽しむ

 

一見、煩わしい、縛られていると感じているものの中にも

自由を見ることができます。

いや、むしろ不自由さの中にしか自由は見出せないのかもしれません。

暗闇の中でこそ光は輝きを放ち、

不幸せの中にこそ幸せはその価値を増していくものです。

 

そして、今、目の前にある不自由さの枠組みは、

その源泉を自分にあると受け止めることができた時、

自分自身の変化によって改善されていくことでしょう。

他人任せではなく、自分がコントロールする意識を持つことです。

 

 

以上、丁卯月のみで見たポイントです。

これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただければ幸いです。

 

感謝を込めて

今月の動向(2019年2月4日~3月5日)

今月(2/4~3/5)は丙寅(へいかのとら)月です。

火性で陽の十干「丙(へいか)」と、

木性で陽の十二支「寅(とらぼく)」が

組み合わさった干支です。

 

丙は太陽を表し、

寅は樹木、季節では初春を表します。

そのため、丙寅は

「春の太陽」

というイメージです。

 

丙寅月のポイントは以下の通りです。

 

◆前進力

 

今月は、前進力・発展性が加わるチャンスの月となります。

いつも前向きな姿勢でいることがポイントとなります。

 

ものごとのバランスを意識することで偏りがなくなり、

大きく前進することができるでしょう。

恵まれた月だからこそ大局的な視点での周りへの気配りを意識し、

我が身においてはひとえに努力を積み重ねてまいりましょう。

 

◆未完了を作らない

 

上手くいきすぎて細部への意識が散漫になるかもしれません。

結果におごることなく、目の前のことに最大限尽力することが大切です。

しっかりと地に足をつけて、一つひとつを完了させましょう。

 

◆すべてはうまくいっている

 

どうしても元気がでない時、明るくなれない時は少なからずあるものです。

しかし、すべての出来事に意味があります。

無駄なことは何一つとしてありません。

 

周りは順調なのに自分だけ取り残されている気がする。

よかれと思ってしたことがかえって迷惑をかけてしまう。

ベクトルが自分に向いているととかく苦しさを感じるものですが、

苦しい時こそ、ニコッと笑う。

陰陽の等価交換の原則であり、この上ない心の鍛錬となります。

 

 

以上、丙寅月のみで見たポイントです。

 

ご自身の天中殺や個人の運気など、

個人の宿命によってテーマは変わってきますが、

これらを心に置いてよりよい在り方を探究していただければ幸いです。

今月の動向(2019年1月6日~2月3日)

今月(1/6~2/3)は乙丑(おつぼくのうし)月です。

木性で陰の十干「おつ(おつぼく)」と、

土性で陰の十二支「うし(うしど)」が

組み合わさった干支です。

 

乙は草、蔦、蔓を表し、

丑は田畑、季節では晩冬を表します。

そのため、乙丑は

「雪の大地にたたずむ草」

というイメージです。

 

乙丑月のポイントは以下の通りです。

 

◆選択と継続

 

今月は、興味・関心の向くままあちこち手を出すのではなく、

1つに絞ってしっかりと深く探究していくことで吉となります。

 

また、短い期間で結果を出そうとすると苦しくなる傾向がありますので、

長く積み上げていく意識を持てるかどうかがポイントとなります。

自分の中の狭い考えに固執するのではなく、視野を広げ、

幅広い可能性を追求するとよいでしょう。

 

 

◆中庸を意識する

 

中庸とは、陰と陽のバランスが取れている状態です。

やりすぎず、やらなさすぎず、「適度な状態を保つ」。

 

今月は、自分にとっての適度な状態を探すのにとてもいい時期です。

陰陽五行論の教えとしては、中庸を探すには振り子でいうところの両極端を体験し、

その振り幅が大きければ大きいほど中庸を見極めることができ、

さらにその幅の大きさが魅力であると説いています。

頭で考えるだけではなく、枠を超えての行動を心がけてみるのもよいでしょう。

そうすることで、自分にとっての中庸を見いだせるかもしれません。

 

 

◆あたたかさを取り入れる

 

乙丑の別名「雪中の草」という名のとおり、

意識的にあたたかさを加えることで人生が進みやすくなります。

 

あたたかさとは、くよくよしないで物事を前向きに捉えていくことです。

想いをわかちあうこと、あわてずゆったり構えること、人を楽しませ自分も楽しむこ

となど、

何か一つでも取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

◆土用丑の日

 

2019年冬の土用丑の日は、1月28日(月)です。

うなぎを食べて、我々にとっての新年に備えましょう♪

 

 

以上、乙丑月のみで見たポイントです。

 

 

これらを心の何処かに置いて過ごしていただければ幸いです。

ぜひ意識されてみてください。

今月の動向(2018年12月7日~2019年1月5日)

今月(12/7~1/5)は甲子(こうぼくのね)月です。

 

木性で陽の十干「甲(こうぼく)」と、

水性で陽の十二支「子(ねすい)」が

組み合わさった干支です。

 

甲は樹木を表し、

子は海や大河、季節では真冬を表します。

そのため、甲子は

「水の上に立っている木」

というイメージです。

 

甲子月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆初心に戻る

 

六十ある干支の中で、一番最初になります。

世の中の混沌としたこと、理不尽・不条理なことを浄化し、

新しいものをスタート、またはリスタートするという月になります。

 

一般論として、良くも悪くも人はこれまでの人生体験から、

行動傾向や心のクセがでてしまいます。

望む結果につながっていない古い考えや習慣を見直し、

初心に戻る機会と捉えることがポイントです。

 

 

◆幸せは玉堂星(智徳)の世界にあり

 

玉堂星は智徳本能を表しており、学問・勉学を司っています。

幸せとは知的な者、教養を持つ者のみが感じることができるという、

陰陽五行論の格言があります。

同じ経験をしても、同じ景色を見ていても、

教養のある者とない者とではその感じ方が全く違ってきます。

 

過去の経験やたくさんの感動的なものに触れ、

感性を磨いていくことで幸せを感じることができます。

 

 

◆他者をサポートする

 

常に動き続けるような環境に身を置き、

我慢強くコツコツと努力する月です。

 

また、多忙となる年末年始ではありますが、

自分のことはいったん脇においてでも、

他者のためにサポートをしたり力を尽くすことで運が上がっていきます。

 

 

以上、甲子月のみで見たポイントです。

 

これらを心の何処かに置いて過ごしていただければ幸いです。

 

ぜひ意識されてみてください。