3月の動向(2023年3月6日~4月4日)

今月(3/6~4/4)は乙卯(おつぼくのう)月です。

 

木性で陰の十干「乙(おつぼく)」と、

木性で陰の十二支「卯(うぼく)」が

組み合わさった干支です。

 

乙は、草・花・蔦を表し、

卯は、木性、季節では仲春(旺春)を表します。

そのため、乙卯は「成長著しい春の草花」というイメージです。

 

乙卯月のポイントは以下の通りです。

 

 

 

◆組織の要として

 

乙卯は、天干(乙)が木性、地支(卯)も木性、

つまり、陰の木性同士の組み合わせとなり、

これだけで整っている安定した状態であるといえます。

 

陰の木性とは、すなわち群生する草、草花を意味します。

 

どっしりと根を下ろした樹木ではなく、

群れて、寄り添い、群生して生きていく草のような生き方とは

どのようなものでしょうか。

 

樹木よりも、なんとなく劣ってしまう草、草花ではありますが、

実はこの学問で草花は、和合協調、リーダーシップを表すのです。

特に、集団の中では守備本能を発揮し、守るべき役割を意味します。

 

その為、組織では人間関係を大切にすると良い月となります。

 

乙卯は、堅実なまとめ役として、

一見地味で目立たないところがありますが、

その重要度、影響力は大きなものがあります。

 

組織の要の役割をすすんで引き受けると良い今月です。

扇子を思い浮かべて頂くと分かるように、

全ての骨をまとめる役割が要なのです。

 

要がしっかりした扇からは、

春の香りとともにチャンスの追い風が吹くことでしょう。

 

 

 

◆人脈を広げるチャンス! 

 

現実的には、3月は卒業、転職、移転、退職といった別れの季節と

感じる方も多くいらっしゃるでしょう。

そして、4月からは入学、就職、転職、移転等々、新しい出会いが

多くなると思われます。

 

実は、学問上でも人脈を広げるチャンスが大いにあるのが乙卯月。

 

横のつながりを大切にし、明るい人間関係を構築し、

大切に守っていくことが人脈を広げるポイントになります。

 

人脈の広がりがある一定の飽和量を超えた時、

今では想像もできないようなご縁に展開されていくことも有り得ます。

 

その際のポイントは「違いを受け入れる柔軟性」をもつことです。

 

しかし、違いを受け入れることや人間関係の構築は簡単ではありません。

そこには、痛みに耐え、決して折れることなく、

何度でも立ち上がることができるしなやかな心が必要です。

 

そのしなやかさを体現するのが、草花である乙であり卯なのです。

 

柔軟でいて芯のある乙卯の力強さがあれば、

どんな困難な状況をも、するりとたおやかに乗り越えることができるはずです。

 

 

 

◆五穀秀実の柔木

 

乙卯は、別名「五穀秀実の柔木」といいます。

 

言葉の雰囲気から推察される通り、6種類ある乙の中にあって

最大安定の力量を誇ります。

 

季節も春ですから、

明るく穏やかに協調性をもって人と接することがポイントになります。

 

乙卯月の運気を最大限に高めるためには、

とにかく、見返りを求めずに他者に尽くしていくことです。

 

そして、完成された姿であることに満足せずに、

さらなる成長を求めて努力することが、

社会的な地位や成功をもたらすことでしょう。

 

 

以上、乙卯月のみで見たポイントです。

 

皆様にとって豊かな月になることを心より願っております。

いつも本当にありがとうございます。

 

個人の宿命によってテーマは変わりますが、

より良い在り方・生き方の参考にして頂けましたら幸いです。

 

感謝を込めて。

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

2月の動向(2023年2月4日~3月5日)

今月(2/4~3/5)は甲寅(こうぼくのとら)月です。

 

木性で陽の十干「甲(こうぼく)」と、

木性で陽の十二支「寅(とらぼく)」が

組み合わさった干支です。

 

甲は、樹木、大木を表し、

寅は、木性、季節では初春を表します。

そのため、甲寅は「威風堂々とそびえ立つ春の樹木」というイメージです。

 

甲寅月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆積み重ねこそが高みに上る道

 

甲寅は、天と地の双方において陽の木性同士の組み合わせから、

最も安定した甲(樹木)の姿であるといえます。

 

果実の木という別名を持ち、実業の世界で成果を実らせ、

仕事において自己確立を果たし大成功する干支です。

 

そのために必要なものは、積み重ねる努力です。

 

努力が必ずしも報われるわけとは限らない

と言われることもありますが、今月は違います。

 

積み重ねた努力が無駄になることはなく、

階段状に上りつめ、決して下ることのない運気なのです。

 

積み重ねの性質上、初めはなかなか結果がでないかもしれませんが、

月末を楽しみに、焦りは禁物です。

 

効率性や速攻性を求めるのではなく、

樹木の年輪の幅がミキミキと広がるがごとく、

自分のペースでコツコツ物事を積み上げていくことがポイントです。

 

 

◆バランス大事 

 

甲寅のいわば完成形ともいえる姿になる過程で形成された

安定、堅実、観察力の高まりは壮年期の知恵と落ち着きと力強さをもたらします。

 

安定・堅実を第一に考えた時、全体の状況を把握できる目と、

目上と目下、周囲とのバランスをとることが求められます。

 

無謀な冒険に繰り出すのではなく、まずは石橋を叩いて渡る。

いえ、叩いて安全を確認しながらも、あえて渡らない選択も。

 

それほどまでに、足元をしっかり固めることが、

運気の安定にもつながってまいります。

 

今月は直感力よりも、知識や経験が頼りになります。

これまで積み重ねてきた知識と経験に立脚した観点こそが、

現実世界を甲寅として生き抜くための、なにより確かな寄る辺となるのです。

 

 

星のバランスは、人間の身体にも精神にも当てはまりますので、

バランスのとれた甲寅の運気の中で、物の考え方も身体つきも、

全てにバランスを意識して過ごしてまいりましょう。

 

 

 

◆夢を与える補佐役

 

安定感とバランス感覚を備えた甲寅月において、

具体的に意識するとよい役割を敢えて挙げるならば、

補佐役がぴったりといえるでしょう。

 

春の始まり、果実をつけた樹木、

そこからは、明るさ、楽しさ、希望といったものが

容易に連想されることでしょう。

 

そして、果実の木である甲寅を最大限に活かすのは、

実った果実を渡すこと、つまり自分の知恵や知識、

体験、経験を惜しみなく誰かに渡すことです。

 

その際に大事になってくるのは、明るく楽しくおおらかに在ること。

寅月らしい、春に始まりのような暖かさで関わることがポイントになります。

そうすることで目の前の相手の方が安心し、勇気を得ることでしょう。

 

そのような関わりを増やしていくことで、

自ずと存在感と言葉に重みや輝きが増していくのです。

 

皆様にとって豊かな月になることを心より願っております。

いつもありがとうございます。

 

個人の宿命によってテーマは変わりますが、

より良い生き方・在り方の参考にして頂けたら幸いです。

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

 

感謝を込めて。

1月の動向(2023年1月6日~2月3日)

今月(1/6~2/3)は癸丑(きすいのうし)月です。

 

水性で陰の十干「癸(きすい)」と、

土性で陰の十二支「丑(うしど)」が

組み合わさった干支です。

 

癸は、雨、露、小川を表し、

丑は湿った土、季節では晩冬を表します。

そのため、癸丑は「清冽(せいれつ)な水が流れる冬の小川」というイメージです。

 

 

癸丑月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆疎通を旨とする

 

癸丑は、北方(冬)の水であるために凍水となりやすく、

元来の水の動きが制限されることから、溝の中の水と云い、

溝渠(こうきょ)の水と呼びます。

 

冷たく湿った丑(うし)の土の上にあるため、

余計に流れが滞り、変化が起きづらい状態にあります。

 

水は一つの場所に留まらせず、とにかく流すことが重要になります。

そのため、今月は疎通を第一の急務とします。

 

「水は停滞すると腐るので洩気(えいき)させよ」

とは陰陽五行論独特の表現ですが、

洩気とは気を洩(も)らす、つまりエネルギーを流す・動かすことです。

 

例えば、想いを伝えることであったり、行動することであったり、

自身の力を他者に提供することなどが代表的なものとなるでしょうか。

 

しかし、癸丑月において、洩気ではなくあえて疎通としたのは、

ただ流すのではなく、伝えるだけ、行動するだけ、提供するだけでなく、

相手の背景に想いを馳せ、理解した上での行為こそが、

丑の愛情を反映したエネルギーの伝達・循環にふさわしく、

それこそが、疎通であると感じたからに他なりません。

 

上記を考慮し、より具体的に言うならば、

丁寧で柔らかい言葉遣いを意識すること、

と読み取ることができます。

 

 

◆単独とチームの両立を

 

癸丑月は、単独の行動に向く時期となります。

他人に左右されることなく、自分のペースを保つことで成果につながります。

 

逆に自身のこだわりや、好き嫌いが出やすい運気の流れでもあるので、

注意が必要になります。

故に、集団に合わせるよりかは、自分のペースの方が向く月と言えるのです。

 

単独での行動によって、若々しく前向きに、聡明さとパワフルさを兼ね備えた人物

として活躍していきます。

 

一方で、誤解や他者からの嫉妬も受けやすくなるため、

人間関係には注意が必要です。

 

単独の行動が吉といっても、何もすべてを独りでやれというわけではありません。

 

この学問では繰り返し言われていることですが、

どんなに力を持った人間であっても、一人では所詮一馬力。

 

チームには到底かないません。

 

単独の行動であったとしても、それがチームのためであったら、

密かにするのではなく、オープンにした上での行動であったら、

自身の成果結果を他者の成長のために共有することができたなら、

さらなる高みに上ることは、自明の理であることでしょう。

 

 

 

◆誰がために

 

癸丑は、別名園雨(えんう)とも云い、自分のところにだけ降る雨なのです。

 

元来の癸の聡明さから、人生行程を歩んでいく上で必ず恵みが訪れます。

 

どんな集団の中にあっても、どんな配偶者を得ていても、

自分だけが恵まれてしまう、救われてしまう、

自分だけが高い評価を得てしまう星のもとにあります。

 

前述の単独の行動をよしとするところからも、

自分だけが恩恵を受けようと思えば受けられるのが今月です。

 

しかし、自分さえよければそれでいいのでしょうか。

自分の家族とその周りだけがよければ、幸せになるのでしょうか。

日本さえよければ安寧が約束されるのでしょうか。

 

今世、何らかの役割と使命を持って生まれてきたとしたら、

こんなにも醜く美しい世界の中で、なぜ今こうして生きているのかを、

2023年の年明けに問い直してみるのもいいかもしれません。

 

 

◆土用の丑

 

今月は冬の土用月です。

 

丑の日は、1/19(木)と1/31(火)の二日です。

 

鰻を食べて、冬を乗り越え、あたたかな春を迎えましょう♪

 

 

 

以上、癸丑月のみで見たポイントです。

 

皆様にとって豊かな月になることを心より願っております。

 

いつもありがとうございます。

 

 

個人の宿命によってテーマは変わりますが、

より良い生き方・在り方の参考にして頂けたら幸いです。

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

 

感謝を込めて。

 

12月の動向(2022年12月7日~2023年1月5日)

今月(12/7~1/5)は壬子(じんすいのね)月です。

 

水性で陽の十干「壬(じんすい)」と、

水性で陽の十二支「子(ねすい)」が

組み合わさった干支です。

 

壬は海・大河を表し、子は水性、季節は真冬を表します。

そのため、壬子は「雨降る極寒の海」というイメージです。

 

 

壬子月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆強運の月

 

今月の干支である壬子は、別名玄王(げんおう)と呼ばれ、

天地共に水であり、その力はとても強大です。

 

王の名を冠するだけあって、運勢も強運となりますが、

帝王の宿命らしく、運の上下が極端で激しく感じるかもしれません。

 

そして、強運の波を座して待つのではなく、

自ら運を開拓することこそ、壬子月の生き方にふさわしいのです。

 

安全な環境を離れ、自身がリーダーとして在ること、

自ら厳しい環境に行き、厳しい指導者の下で鍛えられることで、

壬子の聡明さと支配力が最大限に発揮され、強運を味方につけることができます。

 

今年の12月は、運勢が強く、スケールも大きくなるチャンス到来です!

 

 

◆汪溢の水 (おういつのみず)の活かし方

 

陽の水性同士の組み合わせである壬子は、汪溢の水の字のごとく、

水がみなぎり溢れ出るほどの勢いがあります。

 

壬を開花させるための条件として、水の三段論法というのがあります。

 

「水は洩気(えいき)することで才能を発揮する。」

 

洩気とはエネルギーを流すこと。

 

水は流動していなければ腐敗してしまうので流す必要があります。

まして壬子ほどのエネルギーを停滞させることは、百害あって一利なしです。

 

ご自身の想いを、より多くの人に伝え、

逆に相手の想いにも良く耳を傾け寄り添うこと。

目の前のことに、とにかく一所懸命取り組むこと。

 

エネルギーを流すとは、多くの人に会って話したり、

多くの場所に移動することで、流れるのです。

 

より多く、遠くへ。

 

強大な力をうまく生かして参りましょう。

 

 

◆新時代へ

 

壬子月は、まだこの世にない新しい価値や可能性を求めて、

果てなき未開の大海原へ繰り出す世界観です。

 

誰もやったことのない仕事への挑戦、

たとえ人から理解されなくても、信念に基づいた行動、

夢やロマンを実現するために必要な世渡りの巧みさが備わる今月。

 

巧みさとは、どのような環境であっても現実的に見極める目であり、

自分の力で乗り越えることができる力量です。

 

前人未踏の冒険中に、品性や人間性など言ってる場合ではないのですが、

だからこそ、気品ある在り方を心がけていきたいものです。

 

波は一度として同じ姿はなく、常に移り変わっていきます。

 

荒波であっても翻弄されるのではなく、

その先にある可能性を見て、乗り越えてまいりましょう。

 

気高き美しく在る人で、New worldへ!

 

 

 

以上、壬子月のみで見たポイントです。

 

皆様にとって、豊かな月になることを心より願っております。

いつもありがとうございます。

 

 

個人の宿命によってテーマは変わりますが、

より良い生き方・在り方の参考にして頂けたら幸いです。

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

 

感謝を込めて。

11月の動向(2022年11月7日~12月6日)

今月(11/7~12/6)は辛亥(しんきんのいのしし)月です。

 

金性で陰の十干「辛(しんきん)」と、

水性で陰の十二支「亥(いすい)」が

組み合わさった干支です。

 

辛は小石、宝石を表し、

亥は湧き水や雨露、季節では初冬を表します。

そのため、辛亥は「冷たい水に沈みゆく宝石」というイメージです。

 

辛亥月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆鋭さと柔らかさの共存

 

辛亥は、宝石と水の組み合わせですが、

単純に考えてみて、宝石を水の中に入れたらどうなるか、当然、沈みます。

亥は鉄砲水が如く、多くの水を意味します。

そのことから宝石である辛もまた、より深く沈んでいくことが分かります。

 

水の中に沈みゆく宝石、というのは現実では想像しがたい状況かもしれません。

それ故に、干支から見える特殊な環境から、神の使いとされています。

 

そんな辛亥は、心に脆さと強さの二面性を有し、

この両極の感性のぶつかり合いから痛みや葛藤が生まれますが、

最終的な結果として高い霊力(直感力)が宿る月と見ることができます。

これが神の使いと呼ばれる所以でもあります。

 

辛亥の直感力と感性の鋭さは、

目に見えるものはもとより、

目に見えないエネルギーや人の内面までも切り抜きます。

この鋭い直観力を他者のお役に立てるよう活かすことで運気に乗りましょう。

 

ついつい鋭さが際立つ辛ですが、

柔らかさも合わせ持っていることを忘れずに生かしたいものです。

 

叡智の刃でスパッと切り抜いた本質を、

真綿でくるんだような柔らかさを持って

相手が受け取れる形に変えてるようなことができる月になります。

 

鋭さと柔らかさの共存を可能とする辛亥月、

軍師・補佐役としての力量が高まる時期でもあります。

そのような立場で鋭さと柔らかさのバランスをとりつつ

誰かのお役に立てるのなら、人間性の向上とともに運気上昇、間違いなしです。

 

 

 

◆ダイヤモンドの輝きを

 

辛亥月は、美しく、品性よく、

自分を磨き続けるひと月にするとよいでしょう。

 

大切なのは、いつも手をかけていないと、

その美しさを保てないということです。

 

見た目、言葉づかい、食事マナー、整理整頓などに加え、

感謝や思いやり、誠実さといった生き方までも綺麗にできたら、

自ずと真の輝きを放っていきます。

 

美の基準は、時代によって、場所によって変わりますが、

内面からにじみ出る美しさは、洋の東西、年代を超えてなお

変わらぬものとしてあるものです。

 

真の輝きを放つ宝玉は、世の中を浄化する役割を果たすことでしょう。

 

 

◆深淵に至る勇気を

 

辛亥は、北方の水に座す宝玉です。

 

そのままにしておくと宝玉は水の中に沈み、

世に躍り出ていく事ができません。

 

ではどうしたらいいのか?

 

何もする必要はありません。

心の強さがあれば、物事の過程に良い悪いがないことは良く分かるはず。

 

沈むことが悪いわけというわけではないのです。

 

沈み続けた先の水底を知ることは、かけがえのない体験でもあります。

通常では知り得ないことを知ることができ、肚も座り、重みも出るでしょう。

 

底を知った体験は、人の痛みを知り寄り添うことができ、

人としての深みが増していくものです。

 

そして、底を突いたら、もう登るしかなくなるのです。

 

沈む必要がある時は沈んでみる、

抗うのではなく、流れに身を委ねてみる。

 

そんな風に考えてみてはいかがでしょうか?

 

 

以上、辛亥月のみで見たポイントです。

 

皆様にとって豊かな月になることを心より願っております。

 

個人の宿命によってテーマは変わりますが、

より良い生き方・在り方の参考にして頂けましたら幸いです。

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

 

感謝を込めて。

10月の動向(10月8日~11月6日)

今月(10/8~11/6)は庚戌(こうきんのいぬ)月です。

 

 

金性で陽の十干「庚(こうきん)」と、

土性で陽の十二支「戌(いぬど)」が

組み合わさった干支です。

 

庚は岩石や刀を表し、

戌は山、季節では晩秋を表します。

そのため、庚戌は「秋の乾燥した山にある岩石」

というイメージです。

 

庚戌月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆涙の数だけ強くなれる

 

今月は、不安定なところに自ら飛び込むことで運気が上がる月となります。

 

庚戌は荒金神(あらこんじん)といって、世の中・国を守る戦いの神様を司っています。

 

その為、表面上は、温和でやさしくとも、

内側には猛々しい戦いの気質と、粘り強い忍耐強さも兼ね備えているのです。

両面のバランスをとれば、組織や集団の中で、うまくたちまわることもできます。

 

それが故に、時として傍観者的な立場になってしまうことがあるので、注意が必要です。

今月は、仮に傷つくことがわかっていても、自分の力量以上の環境に飛び込み、

平凡とは真逆の非凡な日々を送ることで、本来の資質が開花し、人生が開いていきます。

 

痛みを感じることには恐れが出てしまうものですが、

今月は、感じた痛みがそのまま自身の運気を上げる糧となります。

流した涙の分だけ魅力は増し、輝きを放っていく月となるでしょう。

 

 

◆その力は、守るためのもの

 

庚戌は、複数いる戦いの神様の中でも、陸路将軍の異名をとります。

 

戦いと聞くと、相手を攻めることや、攻撃力が思い浮かびますが、

庚戌が果たす役割は、守備力で他者を守ることにあります。

 

戦いの神様といっても、その戦いは「守るため」の戦いなのです。

 

動き出したら休むことがなくなるほどの行動力と、

とことん追い詰められたとしても何とかなってしまう余裕が備わっています。

他者を守り、他者の役に立つことに充分な資質があるのです。

 

そして、ただ守るのではなく、責任をもって守るということを意識すると、

人間的な幅が広がり、人望厚き将軍としての人となりを形成していくでしょう。

 

そうは言っても戦いの神様ですから、

平和な時代よりは、動乱の時代の方が活躍の場があります。

 

もし、平凡な日常で安定しているとしたら、自ら変化の中に飛び込む大チャンスです。

自分の枠を超えてジャンプインすることで、

自ら「動乱」をつくり出してみる、それぐらいの強さを秘めているのが庚戌なのです。

 

 

◆業物(わざもの)を抜くことなかれ

 

庚の干支すべてに言えることですが、鍛えられれば鍛えられるほど、

厳しい試練を乗り越えれば乗り越えるほど、

人生における役目が出てきて、運勢も上昇していきます。

 

それはまるで、一振りの名刀をつくり出す鍛冶職人の技のように、

鋼に火を入れ、叩き、冷やしを繰り返し鍛錬していくあり様です。

 

こうして、美しく鋭い業物が誕生することになりますが、

この刀は決して抜いてはいけないと、帝王学では説いています。

 

例えすべてを切り伏せることができたとしても、

抜くことなくその場を収めることが、真の強者であると。

 

相手の弱みを握っていたとしても、

こちらにとっておきの切り札があるとしても、

それを使うのは最後の最後であって、

あくまで人を救うための道を探したいものです。

 

ただし、どうしてもその力を使わざるを得ない時は、

一人残らず、完全に息の根を止めなければなりません。

 

かけた情けが命取りになりますし、

それほどの覚悟がなければ抜くべきではない、というものなのです。

 

最も強い者、無敵の状態とは、敵がいない状態です。

敵さえも惚れさせてしまう在り方を、探求したい今月です。

 

◆土用の丑

 

今月は秋の土用月です。

丑の日は、10/27(木)です。

鰻を食べて、元気に季節の変わり目を乗り越えていきましょう♪

 

以上、庚戌月のみで見たポイントです。

 

個人の宿命によってテーマは変わりますが、

より良い生き方・在り方の参考して頂けたら幸いです。

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を得ているものです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

9月の動向(2022年9月8日~10月7日)

今月(9/8~10/7)は己酉(きどのとり)月です。

 

土性で陰の十干「己(きど)」と、

金性で陰の十二支「酉(とりきん)」が

組み合わさった干支です。

 

己は田畑や大地を表し、

酉は、季節では仲秋を表します。

 

そのため、己酉は「花を育てるのに適した美しい秋の大地」

というイメージです。

 

己酉月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆美しく、泥臭く 

 

今月は、努力をした分量に比例して、成功がついてくる時期です。

 

己酉の大地は、小石を多く含んだ土となります。

穀物を収穫するのには難しい土ですが、花を栽培することができるため、

「花園」という、それはそれは綺麗な別名がついています。

 

その名の通りきらびやかに咲き誇る花たちから想像できるのは、

見た目の華やかさと貫禄さです。

これらを意識することが最初のポイントとなります。

 

芸術の秋、おしゃれを楽しむのも悪くありません。

もちろん、外見だけでなく、中身も磨いてこそ、真の魅力となります。

 

お師匠様は良く、その人の持つギャップの幅、広さが

人間的な魅力に繋がる、とおっしゃいます。

 

とても生真面目で仕事一筋に見えていた人が、

実は趣味でやっているエレキギターの腕前がプロ並みだったり。

会社では嫌われ役を進んでやってしまう厳しい上司でも、

プライベートでは保護犬や保護猫を沢山引き取って飼っている心優しい人だったり。

 

生き方・在り方に幅があると、人としての魅力がにじみ出てしまうものです。

 

己酉月は、花園という外面の美しさはすでにありますので、

ぜひとも、内面磨きに力を注ぎ、粘り強く継続していきましょう。

 

すぐに成果・結果として現れる運の質ではありませんが、

焦らず、自己努力を積み重ねていくことが大切です。

 

遅くても確実に前進し、成功につながっていくのが己酉なのです。

 

 

 

◆キーパーソンは目上の存在

 

 

今月は、目上の方から多くの事を学ぶ大チャンスです。

 

己酉は、両親や目上の存在がすごく有り難い干支で、

目上からの学びを得ようとするのは、自然の流れに沿い、

運気アップ間違いなしの行為なのです。

 

今月は、純粋性が高く、なんでもそのまま取り入れてしまいますので、

詐欺師に学べば詐欺師に、穢れたエネルギーに触れれば、

そのまますべてを吸収してしまいます。

 

何を学ぶかも大事ですが、誰から学ぶかもとても大事になります。

普段から素敵だな、と感じている先輩や上司がいらっしゃるなら、

その方に教えを請うチャンスの月とも言えます。

 

さらに、誰から学ぶかと同様に、

受け手の姿勢はもっと大事で、学びの習得度合は大きく変わっていきます。

 

教訓・教えの種をシャワーのように降らせても、

受け手の土壌が柔らかく、よく吸収する豊かな土なら芽を出しますが、

受け手の土壌が硬く、強固な岩の塊のようであれば、種ははじかれ、

どんなに素晴らしい教えであっても、全く芽を出さない、と言います。

 

受け手のこちら側も、素直に謙虚に、柔らかい心で受け止めたいものです。

 

 

◆学び、そして伝えよ

 

己酉は「秋の大地」ですが、それは少々、特殊な土でもあります。

宿命の中に、酉金と辛金という砂利・小石の類があるためです。

 

作物を作るのに適した土地なのに、砂利や小石が邪魔して穀物はとれません。

しかし、美しい花は育つところから、稼穡の瓦礫(かしょくのがれき)と呼ばれます。

 

今月は、やみくもに推し進めるよりも、

情報や知識を集めてから行動することで道が開けるとしています。

 

そして、学びをさらに伝えていくことで、より良い状態になっていきます。

 

心を開くことがあまり得意ではない人も、

思い切って感情を乗せて伝達してみましょう。

 

無防備に自身の心を開き、その上で想いを伝えていくことができれば、

一段上の高みに上がることでしょう。

 

人は、たんたんと教えを受けるよりも、その人の情熱や想いに触れることで、

感動し、その学びの価値が一層引き立つように感じるものです。

 

結果、人を動かし、巻き込む力へと発展し、

まだ誰も手掛けていないような仕事や分野を開拓することになるかもしれません。

 

学び、その学んだことを伝える、伝えるときには想いを乗せて。

 

今月はそんなことを意識すると、良い月になります。

 

 

以上、己酉月のみで見たポイントです。

 

皆様にとって豊かな月になることを心より願っております。

 

いつも本当にありがとうございます。

 

個人の宿命によってテーマは変わりますが、

より良い生き方・在り方の参考にして頂けたら幸いです。

 

※掲載にあたってはお師匠様許可を頂いているものです。

8月の動向(2022年8月7日~9月7日)

今月(8/7~9/7)は戊申月です。

 

土性で陽の十干「戊(ぼど)」と、

金性で陽の十二支「申(さるきん)」が

組み合わさった干支です。

 

戊は山、山脈を表し、

申は岩・鉄鉱石、季節は初秋を表します。

そのため、戊申は「要塞のように厳しい秋の岩山」というイメージです。

 

戊申月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆要塞の守り人

 

今月のポイントは、この一言に尽きます。

 

他者を守ること。

 

家族、パートナー、友人、会社、地域、日本、地球、、、

自身の思考や行動を、大切なものを守ることにつなげる。

 

それを常に意識することが、戊申月を輝かせることになるでしょう。

 

戊申は、どっしりととても安定した岩山です。

 

自身が安定しているからこそ、平和を守ることができ、

様々な在り方で人々を救うことができます。

 

泰然自若として急がず、じっくりと周りを見回して人生を生きる。

 

山の愛はとても大きく、万人への愛情や人に尽くすことへの喜びを感じやすい月です。

さらに今月は、利害を超えた領域からの寄り添いやアドバイスによって、

他者や世の中に肯定的な影響を与える役割を持ちやすくなるでしょう。

 

堅固な要塞として、おのが後ろにいるものたちを守っていく。

 

そんな覚悟と強さを前面に出していく月にしてまいりましょう。

 

 

 

◆中庸の心を

 

思考は偏らず中庸の心にて、現実の状況に逆らわず、

流れに身を任せることで、吉となります。

 

と、口で言うのは簡単ですが、実際に現実の状況に逆らわずとは、

なかなかに難しいものではないでしょうか。

 

苦とは、現実が自分の思い通りにならないこと、

コントロールできないことですが、

そこに逆らわずということは、苦を受け入れる、

もしくは苦を苦と捉えない在り方でいるということです。

 

また、中庸の心とはなんでもやりすぎ・過剰にしないということです。

バランスが大切になるわけですが、いきなり中庸は難しいかもしれません。

 

振り子の幅が両極端に広ければ広いほど中庸が見えてきます。

どこまでやったらダメなのかの境界線は、実体験によって知ることができます。

 

つまり、中庸の心を持つためには、やはり人生体験でのみ可能になるのです。

 

 

◆守るとは

 

個人によって、その定義も目的も手段も様々だと思います。

 

守る対象によっても変わるでしょう。

 

自分にとってその対象を守るということはどういうことなのか?

 

これを考えることは、とても大切なことだと思うのです。

 

それは、身を挺して守ることかもしれないし、

経済的なサポートかもしれないし、

安心を与えることかもしれないし、

そっと手を差し伸べることかもしれない。

 

あなたにとって大切なひとを守るとは、どういうことなのか。

 

戊申月、守ることを探究する月にしたいですね。

 

 

以上、戊申月のみで見たポイントです。

 

あなたにとって豊かな月になることを心より願っております。

 

個人の宿命によってテーマは変わりますが、

生き方・在り方の参考にして頂けたら嬉しいです。

 

長文読んで頂き、ありがとうございました。

 

感謝を込めて。

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

7月の動向(2022年7月7日~8月6日)

今月(7/7~8/6)は丁未月です。

 

火性で陰の十干「丁(ていか)」と、

土性で陰の十二支「未(ひつじど)」が

組み合わさった干支です。

 

丁は焚火や灯火など、人がおこす火を表し、

未は乾いた土、季節は晩夏を表します。

そのため、丁未は「燥土の上で燃え続ける炎」

というイメージです。

 

丁未月のポイントは以下の通りです。

 

 

◆まっすぐ自分の信念は曲げない

 

丁未は、乾いた土の上で燃える火の様を表しますので、

長く燃え続けることができますが、激しく燃え盛るわけではありません。

 

薫煙(くんえん)の香火の異名の如く、見かけは穏やかで従順です。

それは、灰の中にある炭火のような存在です。

強い炎が出ていなくても、その内実はとても熱いものです。

一見すると、目立ちはしませんが、内に秘めた熱さがあります。

 

その熱さとは何か。

 

それは、人生における目的と希望です。

 

故に、今月は自分の夢や希望を見つめ直すのに向く月となります。

 

どのような環境・状況にあっても、心を冷めさず熱くあることです。

たとえ外見的には冷静に見えたとしても、

内なる情熱の炎は青白く、たんたんと燃え続けている、

そんなギャップは人としての魅力として現れることでしょう。

 

目的に向かう時の心は相当に強く、何処までも突き進んでいける月ですが、

失敗をした場合の反動もまた大きくなりますので、そこだけ注意が必要です。

 

しかし、成長には痛みが伴うもの。

 

一度決心したことは、達成するまで粘り強くやり抜くことがポイントとなります。

 

 

 

◆人を語らず、自分を語れ

 

今月は、ついつい自分よりも相手に意識が向きがちです。

 

それ自体にはなんの問題もないのですが、相手を語る時に、

とりわけ批判的なエネルギーが激しく出てしまうので注意が必要です。

 

相手のためによかれと思っての言葉がけであったとしても、

意図せずとも、相手を傷つけてしまいかねません。

 

自分が言いたい言葉ではなく、相手が望む言葉で表現することです。

 

特に、言葉にエネルギーが乗りやすい今月は、

人を語るのではなく、情熱を持って自分自身を語ってみてはいかがでしょうか。

 

前述の目的や希望を周囲の人と分かち合う。

どうせ言葉にエネルギーが乗りやすい月ならば、

思い切り夢を語ったら良いのです。

 

◆最後に勝てばよい

 

丁未は、激しくはありませんが、長く燃え続ける炎です。

 

出過ぎることなく、進み過ぎることなく、ほどほどを心がけるとよい時です。

 

はやる心を抑え、目先の勝利ではなく最後に勝つ意識で臨むことが大切です。

 

瞬間的な強力な力は発揮しませんが、その持続力の長さが武器となる月

目先の利益を追うのではなく、人生の目的を果たす道のりを歩む一歩一歩を踏みしめるように。

 

このような生き方をしていますと、他者に追い抜かれる体験もするでしょう。

 

自分がうまくいってない時、胃がキリキリと痛み、居ても立ってもいられず

不安でいたたまれなくなるでしょうが、焦りは禁物です。

 

あなた人生の目的はなんですか?

 

手段に振り回されてはいけません。

 

一時的な人生の途中の勝利ではなく、

一生をかけて掴みたい大きな勝利のために日々生きるのです。

 

大丈夫!人生における活躍の場は、とても幅が広いです。

 

大切なのは、あなたがしたいことは何なのか?です。

 

あなたの心の燃える炎は、なんでしょうか。

 

 

◆土用の丑

 

今月は夏の土用です。

 

丑の日は、7/23(土)と8/4(木)です。

 

鰻を食べて、滋養モリモリ!元気に夏を乗り切りましょう。

 

 

以上、丁未月のみで見たポイントです。

 

あなたにとって豊かな月になることを心より願っております。

 

個人の宿命によってテーマは変わりますが、

生き方・在り方の参考にして頂けたら嬉しいです。

 

長文読んで頂き、ありがとうございました。

 

感謝を込めて。

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。

6月の動向(2022年6月6日~7月6日)

今月(6/6~7/6)は丙午月です。

 

火性で陽の十干「丙(へいか)」と、

火性で陽の十二支「午(うまび)」が

組み合わさった干支です。

 

丙は太陽・巨火を表し、

午は季節では真夏、方角では南を表します。

そのため、丙午は「真夏の灼熱の太陽」

というイメージです。

 

丙午月のポイントは以下の通りです。

 

◆脱・凡人のススメ

 

丙午は、激しく燃え盛る真夏の太陽を表します。

万物を照らし出す無尽蔵のエネルギーに満ち満ちています。

 

強運を味方につけ勢いを増し、大きく羽ばたく飛躍の月となります。

運が強くなるということは、上下の幅もでるのが世の常ですから、

アップダウンも激しくなるので注意が必要です。

 

今月の過ごし方のポイントは、平凡な安定を求めるのではなく、

自ら困難や苦難に飛び込み、己を錬磨する生き方をすることです。

 

特に月の初め、スタートダッシュをいかに切るかが、

全体における運勢の伸びに影響します。

 

今日から出し惜しみなしのフルアクセル・ノーブレーキがおすすめです。

 

有り余るエネルギーを如何に使っていくか、一般社会通念の枠をはるかに超え、

とことん破天荒に、余力を残さず、完全燃焼する月と心得てまいりましょう!

 

 

 

◆厳しくされ、厳しくする

 

丙午は、その圧倒的な火力が故に大きな影響力を発揮するのですが、

周りへの負担を考えた時に、火力の制御を急務とします。

 

火を弱めるのは水です。

水、すなわち智徳であり、習得本能です。

大いに学ぶ月として適しています。

座学でも体験学習でも、圧倒的な火力に相当する学びが必要になります。

質でも量でも構いません。

梅雨の長雨の時期に、とことん学びを追求してみるのはいかがでしょうか?

 

火を役立てるのは金です。

金は火でたたくことによって、刀や剣などの道具になるのです・

金、すなわち義徳であり、攻撃本能です。

攻撃本能の現在の解釈では大いに働くことです。

外に出て仕事を広げる営業やマーケティングでも、

内の中で会社を守る管理業務でも、

燃えさかる炎のごとく激しく仕事をする、そんな月にすると良いでしょう。

 

また、火の勢いを増していかないようにすることも大事になります。

 

火を盛んにするのは、木です。

木性が司る特に陰の部分、頑固さ、自己防衛、自我(エゴ)、

といったものを抑えていくことで吉になります。

 

誤解なきように、これらが悪いものでは決してありません。

自立や大成にいたるために必要なエネルギーでもあります。

 

とはいえ、今月、そのような木性の陰を出してしまうと、

自分が思っている以上に、相手に伝わってしまう、ということなのです。

 

頑固さ、自己防衛、自我(エゴ)が

自分が思っている以上に他者から見透かされているとしたら、どうでしょうか?

 

そのような要素が燃えさかり、普段以上に目立ってしまう今月。

自分を律して、自分がどのような影響力になっているか、常に意識したいものですね。

 

 

◆帝王としてあれ

 

丙午は、別名「中天の烈光」。

圧倒的な情熱とパワーで周囲の人の夢や希望を叶える帝王の星です。

 

その存在感、万人への表現・伝達といった意味から逃げ隠れはできません。

であるならば、正々堂々帝王学を地で生きるのみです。

帝王とは、気配り心配り業です。

守るべき人たち、家族、部下、周囲の人、友人等々、

いつも以上に思いやりの心で接してみましょう。

あなたのあたたかな気持ちが伝わりやすい月でもあります。

 

また、逆説的ではありますが、

帝王学の格言として、

「人の高みに登った者は孤独の罰を受ける」とあります。

 

丙午の今月、強運の代償として、

孤独を味わうことになるかもしれません。

 

逆に言うと、ふと孤独を感じたとき、あなたは

「凡人では到底辿り着けない高み」に登り始めたのかもしれません。

 

登ってしまったなら、その景色を楽しむことです。

多くの人が見ることができない景色です。

その位置から世界を見てみるのです。

孤独を代償に得た、凡人とは違う景色、世界です。

どうせなら、充分に楽しんで味わうのも悪くないものです。

 

 

以上、丙午月のみで見たポイントです。

 

 

個人の宿命によってテーマは変わりますが、

生き方・在り方の参考にして頂けたら嬉しいです。

 

長文読んで頂き、ありがとうございました。

 

感謝を込めて。

 

※掲載にあたってはお師匠様の許可を頂いているものです。